カテゴリー「慶應義塾」の139件の記事

2017-01-14

【大学】2016年度第Ⅳ回科目試験

今日は東京・三田の慶應義塾本校舎で試験でした。

3年ぶりの科目試験、無事終了。
今回は日本法制史Ⅰ・Ⅱです。
まぁ、なんとか単位はつくんじゃないでしょうか。

試験問題を漏らすと停学になってしまうので、敢えて中身については触れません。
しかし、かなり拍子抜けな感じではありました。
この科目は過去問集に記載されていないんですが、なるほど、あえて書くまでもないってことですわ(笑)

問われる用語はやや難しいですけど、Ⅰ・Ⅱともに試験の形式としては小学校の社会科レベルです。特に法制史Ⅰですが、ちょっと賢い小学生なら50点くらい余裕で取れるはずです。最近はパソコンの普及で文字を書かない人も多いかもしれませんし、漢字が書けないと辛いかもしれませんが。

法制史なんて法学部では「なにソレ食えるの?」的な科目なんだろうし、講師もやる気ないんだろうな・・・・・・。

今回、法制史関係の本をいくつか読んでみて、ものすごく興味深い分野だと思ったんですけどね。間違った法が成立しようとするとき、歴史を知っていればその間違いにいち早く気づき、正すことができるかもしれません。何かの本には、悪法に対抗するために「法制史は唯一の武器となりえる」とまで書かれていました。本当はとても熱い学問なんです。

慶應の教科書にしても、執筆者の情熱がそこかしこに感じられて熱を感じますよ。法制史に限らず、慶應の教科書ってそういうのが多いですが。

だがしかし、

あれだけ熱い科目の試験がこれかよっていうね(笑)

通信制は基本的に忙しい社会人学生が多いし、あれ以上の難易度になると困る人も大勢いるだろうからこれ以上批判するのはやめますけど、多少のガッカリ感があったことは否めません。

もっとも、慶應通信制には極めて試験難易度が高い科目も多いわけだし、レポートも高度なものが求められます。そのあたりでちょうどよいバランスが取れているのかもしれませんね。「楽勝科目」がないとつらいもんね(今更だけど、慶友会には入っとくべきだったなー)。

さて、次はアメリカ政治史の勉強を3年ぶりに再開します。
国際法は取りあえずパスです。

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2017-01-01

【日記】2017年1月1日

普段季節感のない生活をしているので、正月といってもあまりピンときません。
毎年元旦はその年の抱負的なことを書いているのですが、3か月もたつとうやむやになります (^-^;A)
お約束なので取りあえず書きますけど、実質無計画ですね。

まず今年の大きな目標と言えば、通信制大学のこと。
昨年秋、3年ぶりに慶應義塾大学の通信制に復学しました。
残りの単位をできるだけ早くとって、秋には卒業論文登録をする。

幸いなことに、今年はそれほど忙しくはないはずなので、残った単位のいくつかはスクーリングで充当できそうです。
夏期スクーリングがメインですが、新設されたらしい週末スクーリングというのにも参加できればと思っています。

・・・・・・その前に、1月中旬には久々の科目試験が。
今回は2科目6単位です。
通信制の場合、レポート提出の後に科目試験を受験し、科目試験の結果で最終的な評価が決まります。
そういうシステムなので、これまではレポート評価にはあまり意味がないのかなと思っていました。
しかし、過去の受験結果を考えると、そうでもないような気がします。

4年ほど前に受験した日本政治史(中世)のレポート評価はAでした。
この科目、教場試験がボロボロで、残念ながら最終評価はCになりました。
しかし、基本的な歴史認識に致命的誤認があったにも関わらず辛うじて合格になったのは、やはりレポートの高評価によるところが大きかったのではないかと思うんです。

今回はかなり力を入れてレポートを書いたので(おそらく過去最高)、教場試験がボロボロでもなんとか成績はつく・・・・・・と思う・・・・・・多分(笑)
日本法制史Ⅰ・Ⅱを連続で受験するんだけど、もうすでにボロボロっす。
試験の範囲は、両科目合わせると卑弥呼の時代から明治までっていうね・・・・・・。

次に資産のこと。
今現在、仕事を辞めても数年間は何もしないで暮らせる資産があります。
今年はそれを倍以上にしたい。
死ぬまで仕事しないで暮らすには、少なくとも現在の資産の10倍以上が必要。
まだまだ先は長そうです。

去年はあまり株取引をしていなくて、最終的な利益(確定分)が20万くらいでした。
今年はもっと積極的に回していこうと思います。

次に英語のこと。
会社でTOEICを受験させられるので、これまでは毎回適当にやってきました。
ただ、やってる間になんとなく楽しくなってきたので(笑)、個人的に頑張ろうかと思ってます。
取りあえず毎回試験を受けることが目標。
いずれ両親がいなくなって自分一人になった時、場合によっては日本を離れて海外で暮らすことも視野に入れているため、語学は必須です。

最後に趣味のこと。
自分は声優さん大好きな関係でアニメーション作品を視聴することも多かったのですが、近頃は放送される作品が多すぎて視聴が追いつきません。
今年は視聴作品をさらに絞るつもりです。

声優さんのお誕生日記事も少なくなると思います。
記事を書く前提としてアニメーション作品の視聴があったわけですが、それも変えていくつもりです。
どうなるかわかりませんが。
10年くらい前のように、キャプチャー画像なしで文章だけということになるかもしれません。
ブログのアクセス数は今でもかなり落ちてるんだけど、さらにガタ落ちになるんだろうなあ(笑)

今年は次のステップに向けた変化の年になります (^-^)

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2016-09-14

【大学】復学

本日、大学に学費を納入しました。
振り込みが確認されれば晴れて復学ということになります。

慶應義塾大学の通信制に入学して今年で9年目。
休学期間が3年あるので、実質6年目です。
休学期間を除いて12年間在籍できるので、ちょうど半分くらいですね。
なんとか仕事の目途がついている2年以内には卒業したいものです。

残り単位数は27単位。
卒業論文が8単位なので、実質的な残単位は19。
そのうち、スクーリングで6単位ほど取得する予定なので、テキスト学習の残りは13単位ということになります。

取得を予定している科目は、
日本法制史Ⅰ・Ⅱで6単位。
国際法Ⅰ・Ⅱで6単位。
残りは法哲学で2単位。
合計14単位です。
履修科目は3科目となります。

このうち日本法制史Ⅰは休学前にレポートが通っているので、いきなり科目試験を受験できます。
まずは1月の科目試験を目標に、日本法制史Ⅱと国際法Ⅰ・Ⅱのレポートを作成します。
そこまで行けたら春には卒業論文指導登録に進みます。
仮にではありますが卒論のテーマも決まっているので、そこから先はわりとスムーズに進むと思います。

そういえば、今日は声優・松来未祐さんのお誕生日でした。
昨年、慢性活動性EBウイルス感染症という難病でお亡くなりになった松来さんは、慶應義塾大学環境情報学部のご出身です。
我々の先輩というわけです。
本当に卒業できるかどうかわかりませんが、自分も松来さんの正式な後輩になれるように、できるだけの努力はしようと思います。

小倉唯ちゃん(現在大学3年生らしい)と一緒に卒業・・・・・・っていうのは、ちょっと難しいかな (ノ∀`)

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2016-08-30

Happy Birthday (2016年9月)

毎月恒例、女性声優さんお誕生日記事更新予定です。
9月からは、少し記事の内容が変わります。
画像引用は負担が大きいので少なくなるかもしれません。
というのも、10月から通信制大学に復学する予定だから。

退学か復学か悩んだのですが、残り27単位(卒論含む)なので、なんとかできなくもなさそうです。
仕事も2~3年先までの見通しが立ったので、卒業するなら今を置いて他にありません。
趣味は趣味として息抜きのために残しておきますが、これまで通りにはいかなくなります。

お誕生日記事でも、手間がかかる画像引用とリンクの張り込みは極力抑えます。
更新対象の人も少なくなるでしょう。

2016年9月にお誕生日を迎える女性声優さん:
(ただし、記事更新予定の人のみ)

門脇舞以さん 1980年9月8日生れ
加隈亜衣さん 1988年9月9日生れ
茅野愛衣さん 1987年9月13日生れ
大橋彩香さん 1994年9月13日生れ
寿美菜子さん 1991年9月17日生れ
堀江由衣さん 1976年9月20日生れ
伊瀬茉莉也さん 1988年9月25日生れ
大久保瑠美さん 1989年9月27日生れ

以上8名。

お誕生日、

おめでとうございま~す \(^O^)/

引っ越し前のブログから通算して、当ブログは11年が経過しました。
そこで気づいたことは、
ロクなコメントが来ねえ (´Д`)
まぁ、なかにはまともな人もいるのだけど、本当にロクな奴がいねえ。
なので、コメント欄は封鎖することにします。

お誕生日記事の方も、リンクを貼ってもリンク先まで見に行く人はあまりいないようですし、手間がかかる作業は極力少なくするようにします。
気になる情報があったら自分でググってね (゚∀゚)

それでは皆さんごきげんよう。

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2016-01-01

2016年1月1日

本年最初の記事です。
毎年元日は新年の抱負的な記事を書いています。
まぁ、最近はものすごくゆるくなっていてどうでもいい感じになってますけど・・・・・・ (^-^;A)

まずは通信制大学のこと。
現在は休学中ですが、今回の休学期間終了をもって退学することにしようと思っています。他にやらなきゃならないこともあるし、大学教育自体にそれほど意味を見いだせなくなってしまいました。

久しぶりに新人が現場に来てよくわかりましたけど、自分自身、仕事に必要な知識が十分とはいえません。指導する立場の人間がそれではいけない。もっと勉強しなければ。大学も続けていれば単位は取れますが、卒業論文にかける時間までは確保できないと判断しました。

大学卒業まで続けるつもりで始めた「あしなが奨学金」への寄付は退学後も続行します。

株式投資。
今年はもう少し積極的に売買しようと思います。2015年はほとんど売買しなかったので、確定した利益が50万円に届きませんでした(含み益は多いですが)。デイトレイダーみたいに毎日売買というのは難しいですが、もうちょっと回していこうと思います。

趣味。
昨年は取りあえずTOEIC600点台はキープしています。もうちょっとだけ頑張って700点台をコンスタントに取れるようにしたいと思います。今年はリスニングに力を入れるつもり。

趣味その2。
昨年視聴予定にしていたアニメーション作品は118本。すべて視聴したわけではないですが、1話以上視聴したものは100本を超えます。さすがに見過ぎ。その本数のうち、本当に楽しんで視聴できたものは33作品です。全体の3割程度でした。この経験を踏まえて、今年は視聴する作品を厳選します。まぁ、好きな女性声優さんが出演しているものが残りやすいわけですが(笑)

このブログのメインコンテンツになっている女性声優さんのお誕生日記事も、今年は去年よりもさらに減ることが予想されます。多分、年末にリストアップしたベスト32人プラスαくらいの人数になるでしょう。

というわけで、今年は断捨離の年になります。

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2015-08-11

【政治社会】忘れられた戦争

さっき、NHKで沖縄戦の特集番組を見ました。少年兵として戦った人の証言をもとに、アニメーションを交えながら当時の状況を伝える内容です。ゲリラ兵として訓練された少年たちは、戦闘に参加していくうちに正気を失い、目の前で友人が死んでも何も感じなくなっていきます。

毎年この時期になると戦争の話題が出てきます。今年は戦後70年の節目の年でもあるし、例の安保法制の件で国会が揉めていることもあって、特に戦争関連の番組が多いような気がします。こういう番組を見ると戦争を追体験しているような気分になって、戦争を知らない自分でも鬱になってしまう。実際に体験した人たちはどんな精神状態だったんだろうかと思います。

今日は、こんな記事も読みました。

旧軍人ら精神療養、今も九州で6人 70年以上にわたって入院も
西日本新聞 8月11日(火)9時30分配信

自分くらいの年齢だと、戦争でおかしくなっちゃった人を実際に見ています(過去記事)。子供ながらにいろんなことを考えましたよ。どこか遠い外国の、地獄のような戦場で戦うというのはどういうことだろう。戦争になったら、自分は外国人を殺せるんだろうかってね。日本に帰ってきたものの、すっかりわけわかんなくなって町をさまよっているおじさん(おじいさんに近かったのかもしれない)を見て、本当に怖かった。あの姿を見たら、やっぱり戦争だけはいかんなあと思いましたよ。

誤解のないように書いときますけど、日本が他国に侵略されるようなことがあったら戦わなきゃならんと自分は思っています。しかし、それは本当に最後の手段。ギリギリまで外交で解決する方法を探らないといけない。集団的自衛権も完全に否定はしませんが、同盟の相手がアメリカっていうのはどうなんでしょうね。建国以来、何度となく他国に攻め込んでいる、世界で最も危険な国ですよあの国は。

近頃、ロシアの北方領土開発が進んでいます。入植も積極的に行っているようです。現在の日米安保条約がこれまでの不完全な片務条約から双務条約に変わると、日本は完全にアメリカと軍事面で一体化します。そうなると、ロシアはもはや北方領土問題で日本に譲歩することはなくなるでしょう。北方領土でのロシアの動きは外交的な駆け引きというよりも軍事的牽制の段階に入っているのではないでしょうか。日本は北海道の防衛に関して相当の覚悟をもって臨まなければならなくなります。

祖国を守るための安保法制が、かえって自分の首を締めることになりはしないか。要らぬ戦争を招きはしないか。そういう危惧を抱かざるを得ないんです。

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2015-08-09

【政治社会】安保法案は憲法違反か(憲法前文について)

ここは女性声優さんのお誕生日をお祝いする目的のブログですが、かつては時事問題などについても書くことが多かったんです。今日は久しぶりに政治社会カテゴリーの記事です。

今日はネットでこんな記事を読みました。

日本国憲法の前文は、どんな人が読んでも感動すると思うよ
BLOGOS  投稿者:永江一石2015年07月23日 08:41更新

日本国憲法の前文は格調高い文章で書かれています。この記事の筆者は、特に

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

この部分(第3段落)に感動したようです。そして、こう書かれているからこそ日本は積極的に海外へ派兵し、専制と隷従に苦しむ諸国を救援するべきであると思っているようです。そうでなければ憲法違反であると。本当にそうなんでしょうか。

まず、日本国憲法の前文がどのようなものであるか全文を見てみましょう。中学校の公民の時間に暗記させられた人も多いと思いますが、おさらいです。

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

参考:wikipedia

と、このような文章になっています。確かに第3段落だけ見れば日本の海外派兵は正義にも見えるし、この文章をもって「安保法制は憲法違反ではない」といえるのかもしれません。しかし、第1段落には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」とあります。矛盾ですね。

安保法制賛成派の人たちはよく「自分たちのことだけ考えていていいのか。日本も国際平和のために血を流さなければ」と言いますし、まさにこの憲法前文の第3段落を持ち出して国際貢献を語ります。確かに国際貢献は必要だとは自分も思いますが、それを海外派兵でということになると、これは拡大解釈と言わざるを得ません。

それに、この第3段落目、読んでいて何かおかしいとは思いませんか。改憲派(現行憲法はアメリカの押しつけだから変えたいよ派)の人たちがよく指摘することですが、文法的にややおかしいところがあります。非常に意味がとりにくい。これは元の原稿が英文なので、翻訳ミスなのではないかとも言われていますね。

まず、主語の問題。4段落のうち、1、2、4段落は主語が「日本国民は」で始まります。しかし、第3段落だけは「われらは」で始まります。この「われら」というのは一体誰なのか。文章の主語を考える前に、文章を見てみましょう。

元の英文を見ると、「政治道徳の法則は、普遍的なものであり (but that laws of political morality are universal)」と「この法則に従ふことは (and that obedience to such laws)」の間にセミコロン(;)があります。この前後の文章は等しい重みをもっており、日本語に訳す場合はふたつの文に分けるべきところなんです(実際、憲法草案の段階ではふたつの文章でした)。元の英文を挙げておきましょう。

"We hold that no people is responsible to itself alone, but that laws of political morality are universal; and that obedience to such laws is incumbent upon all peoples who would sustain their own sovereignty and justify their sovereign relationship with other peoples."
参考:wikipedia

これが第3段落の原文です。まずセミコロンの前の文章ですが、ここは「人民は自国のことのみに責任を負うものではない (no people is responsible to itself alone)」という文に「政治道徳の法則は万国不変である (but that laws of political morality are universal)」という文が対置されています。ここでいう政治道徳がどのようなものか不明ですが、憲法前文の流れから推測すると、第2段落に書かれている内容に相当するのではないかと思われます。そう考えると、この文章を安保法制の根拠にするのは難しいのではないかと思います。

セミコロン以下は「政治道徳の法則に従うことは各国の責務 (obedience to such laws is incumbent upon all peoples)」であると述べており、国際協調主義を表明した前半部分を強調する形になっています。

それで、このような思想を「確信(hold)」しているのが誰かなんですが、それは日本人ではありません。おそらくアメリカ、もっと狭く言えばGHQです。それはこの段落が「日本国民 (We, the Japanese People)」ではなく、たんなる「われら (We)」で始まっていることからも明らかです。

この第3段落はアメリカ人の思いを表現している部分と考えられます。憲法前文のこの部分は蛇足です。政治道徳の普遍性については前の段落で語られていますから、本来はわざわざ第3段落で繰り返す必要がないんです。

保守派はアメリカに押し付けられた憲法を改正して自主憲法をと言う人が多いですが、そういう人たちが安保法制の根拠に憲法前文のこの文言を持ち出すのは不思議です。やはり、安保法制を整備したいのであれば憲法改正は避けて通れないと思うんです。

憲法前文は第2段落もよく問題になりますが、その部分については別の記事で書きたいと思います。

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2015-01-01

2015年1月1日

今年初投稿です。
毎年元日にはその年の抱負のようなものを書いているんですけど、年を追うごとに適当になっています(笑)

今年の主な目標は通信制大学への復学ですかね。仕事で必要な資格もほぼすべてなんとか取得したので、余計な勉強をする必要がなくなります。最後の合格発表がまだだけど、多分大丈夫。

誤算だったのは去年の10月に休学期間を1年間延長したこと。今年はさらに忙しくなるかもと思ってましたが、どうやらそうでもなさそう。半年休学にしておけばよかったよ。

ただ、今は通信制大学で学ぶこと自体に大きな疑問を感じたりしているので、復学か退学かを10月までに判断したいと思っています。

TOEICはですね、テキトーにやってるから成績ダダ下がり(笑)
勉強以前に、あの手のテストについていけなくなってるような気がするんです。2時間も集中力続かないっすよ・・・・・・。あのテスト受けてるとね、後半は

目がかすむんですわ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

おっさんにはつらい試験なんですわー。
まぁ、600点切らなきゃいいや。

英語の学習そのものは継続します(趣味で)。
SSS英語多読研究会という団体の説によると、

英語力の伸びはインプット量×理解度の4乗に比例

ということらしいです。
『多聴多読マガジン』  2014年12月号より)
理解度0.5で読む38万4000語と理解度0.7で読む10万語は同程度の英語力の伸びを与えるらしいので、比較的簡単な文章を多く読むようにしたいと思います。

上の説はどうやらリスニングにも当てはまるようなので、とりあえずVOAの"Learning English Broadcast" かなんかを itunes の podcast で毎日聴くつもりです(自分の場合はこのプログラムなら7割くらい理解可能)。

英語以外では、土日のどちらかの休日はなるべく外へ出て歩くこと。最近、8年くらい前に痛めた右足がイタイ。多分、運動不足で筋力が落ちていることが影響していると思うんです。今はいいけど、もっと年を取ったときに歩けなくなる可能性が高い。せっかくデジカメも買ったことだし、撮影散歩をします。もうちょっと暖かくなったら(笑)

そんなわけで、趣味で視聴しているアニメ作品(自分の場合はどちらかというと女性声優さん目当てなわけですが)の視聴本数を大幅に減らします。今はワンクール(3か月)40本以上の作品が放送されていますが、本当に楽しんで視聴できる限界は20本前後ということが昨年の視聴実績でわかりました。それでも多いくらい。空いた時間はその他の活動に使います。

今年はこんな感じです。

ここでついでに、
1月第1週にお誕生日を迎える女性声優さんのリスト。

明坂聡美さん 1988年1月2日生まれ*
誕生花:スイセン
花言葉:「私の愛にこたえて」
最近視聴した作品:『アカメが斬る!』 エスデス

豊口めぐみさん 1978年1月2日生まれ
誕生花:シンビジューム
花言葉:「飾らない心」
(誕生花は同じ日に複数設定されている場合があります)
最近視聴した作品:
『スクラップド・プリンセス』 エルフィティーネ

田中理恵さん 1979年1月3日生まれ
誕生花:フクジュソウ
花言葉:「永久の幸せ」
最近視聴した作品:
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』 山本玲

立野香菜子さん 19XX年1月4日生まれ
誕生花:ヒアシンス
花言葉:「変わらない愛情」
今年登場予定の作品:『放課後のプレアデス』 いつき

*の人が今年のお誕生日記事更新予定声優さんです。
(場合によっては書けない場合もあります m(_ _)m)

皆様、お誕生日

おめでとうございま~す \(^O^)/

この女性声優さんのお誕生日記事のコーナーも、引っ越し前のブログから通算して10年目になります。以前はメインじゃなかったんだけど、近頃の更新はこのカテゴリーだけになってしまいました・・・・・・。自分用のデータベースにお名前が記載されている女性声優さんは現在194名。もう全員の記事を書くのは無理です。

ところで、去年やろうとしていた各声優さんの「専用ページ」制ですが、むしろ余計に手間がかかることが判明したので今はやめてます。記事の構成は少しずつ形を変えながら進化(?)しています。

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2013-07-14

【政治社会】選挙について(比例代表制のトラップ)

何日か前にもツイッターでつぶやいたことなんですけど、今後のためにブログにも書いておこうかと思います。うちのブログ、今は女性声優さんたちのお誕生日を寿ぐブログになってますけど、ずっと以前は時事ネタなんかもあったんですよね。秋から休学するとはいえ一応は大学の政治学科に在籍しているわけだし、まとめておくのも悪くないかと思いまして。

まず、ツイッターなんかを見ているとこんなことが書かれていることがあります。

「ワタミを当選させたくなければ、比例で自民の他の候補に投票しましょう」

というもの。まったく意味がないとはいえませんが、これでは不十分です。

比例代表制(参院選で採用されている非拘束名簿式の場合)では、候補者名の投票はその候補者の所属政党の得票としてカウントされます。その総得票数に応じて獲得議席が決まり、最多の票を獲得した候補者から優先的に当選します。ワタミ以外の候補者に投票することでワタミの名簿順位を落とすことは可能ですが、自民党全体の得票数が十分大きければ(名簿に載っている候補者すべてに議席が回る程度あれば)、当然ワタミは当選します。

実際、自民党が勝ちすぎた結果、なんだかよくわからない連中が議員になった実績が過去にもありましたよね。タイゾーくんとか。このあたりは比例代表制最大の弱点ではあるのだろうけど、これは制度的な欠陥と言うよりも、システムの中身を国民があまり理解していないせいで起こる事象なのかなと思います。

上のようなツイートは恐らく自民支持の連中が仕掛けた悪質なトラップなんだろうけど、気をつけないといかんです。本当にワタミを落としたければ、まずは自民党に入る票自体を削らないといけません。自民党に投票すること、またはワタミ以外の自民党候補に投票することは、それ自体ワタミの当選確率を上げることになってしまいます。確実に落としたければ、他の政党、他の政党の候補に投票する必要があります。そしてこの場合、さらに効果を高めるためには白票も回避しないとダメです。

選挙区のほうでは白票を投じるか悩んでいる自分ですが、比例区のほうでは白票以外にするつもりです。比例区は得票数に応じて各政党に議席が分配され、小政党に投票しても死票になりにくいシステムになっています。選挙区よりは民意が反映されやすいので、白票を投じるよりは自分のスタンスに近い政党を選んだほうがよい戦略と言えるのではないでしょうか。

それからデマその2。「白票を投じると選管が勝手に候補者の名前を書く」ってやつ。

そんなわけないだろ(笑)

どこの発展途上国だよ。だいたい、一度でも選挙に行った人ならわかると思いますけど、投票って鉛筆書きですよ(自分でボールペン持ち込む人もいるらしいけど)。本気で不正を働こうと思ったら、消しゴムで消して候補者名を書き替えることだってできるわけ。こういうことを言い出したらキリないですよ。この部分を信頼しないと、もう選挙なんて成立しません。

ついでにその3。「白票は自民・公明に有利」というはなし。これについては実際にどうなのかはわかりません。昨年行われた第46回衆議院議員総選挙は過去最低の投票率で、白票を含む無効票も過去最多でした。しかし、最多といっても無効票のパーセンテージは全国平均3.31%に過ぎません。今の段階では「白票の効果はよくわからない」というのが正しいと思います。

参考:
総務省 選挙関連資料 平成24年12月16日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報結果

ただし、棄権はある程度組織票に有利に働くことがあるかもしれません。前回の衆院選の各党の得票率を前々回(第45回衆院選)と比較してみると以下のようになります。

自民党     -6.08%
民主党      -59.38%
維新の会   (前々回は存在しなかったので記録なし)
公明党        +13.14%
みんなの党   +356.28%
未来の党       (前々回は存在しなかったので記録なし)
共産党      +57.82%
社民党          -67.19%
新党大地       (前々回は存在しなかったので記録なし)
国民新党       -83.96%
諸派              -87.61%
無所属          -49.32%

前々回の平成21年第45回衆議院議員総選挙から得票率が伸びたのは、みんなの党、公明党、共産党の3党でした。このうち、みんなの党の得票は、大敗した民主党などから流入したものと思われます。詳細な計算は省きますが、得票数の増減を見てみるとだいたいそんな感じになっています。

では、公明・共産の得票率増加はどうなのかというと、これは棄権が増えた関係で、組織票が有効投票に占める割合が増えた党に有利だった結果と言えなくもないのかなという印象です。しかし、自民党の得票率は前々回と比べると落ちている。もしも棄権・白票が組織票の多い党に有利だとすれば、自民党の得票率は変わらずか増加してもおかしくないのだけど、実際はそうでもないようです。実は浮動票に影響されやすく、組織票の効果が薄められがちな党なのかもしれないですね。

この間の衆院選で自民党が得票数を減らしながらも大勝したのは、棄権・白票が増えたからというよりは、野党に票が散ったからでしょう。もしもですが、もう少し民主がまともであれば、前回の衆院選で議席を最も伸ばしたのは共産党だったかもしれません。棄権・白票が増えると伸びるのは自民ではなく、公明党か共産党なのかもしれませんね。

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2012-10-17

【大学】日本法制史(古代)レポート返却

先月提出した日本法制史Ⅰ(古代)のレポートが返ってきました。

評価: A  \(^o^)/

残念ながら先週の教場試験をパスしてしまってテンションが若干落ちた科目ですが、いくらか元気になりました(笑) 次はなんとか受験したいと思います。

今回のレポートは十七条憲法が制定された背景についてまとめる課題でした。日本が中央集権体制に変化していく過程のお話で、わりと興味深いです。先週の教場試験で受験した政治哲学の課題はナショナリズムに関する問題でしたが、そういうものにも遠いところでつながっています。

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