カテゴリー「文化・芸術」の45件の記事

2017-03-20

【声優さん】2017年冬季MVP

三連休で時間があるので、久しぶりに特集記事です。
題して"2017年冬季MVP"
この冬、特に印象に残った女性声優さんを選んでみました。
うちのブログは若手の女性声優さんに特化しているし、そもそもすべての作品を視聴しているわけではないので相当な偏りがありますけどね。

そういえば、土曜日には声優アワードの発表があったんですよね。あの賞も、どちらかというと人気投票みたいな感じになってしまっていて、声優さんを本当の意味で顕彰するものにはなっていないようですけど・・・・・・。まぁ、それでもやる意味はあると思いますが。

さて、今回自分が選んだ人は以下の通り。

第1位 潘めぐみさん
『リトルウィッチアカデミア』 BS11 2017
"Little Witch Academia"(小魔女學園), 2017, BS11Atsuko_lwa_11_20170320
アツコ・カガリ(CV:潘めぐみさん)
Atsuko Kagari (CV: HAN, Megumi)
quoted from #11 "Blue Moon" (20 Mar. 2017)

魔法使いのたまごの役。
子供の頃に魔法ショーで見た魔法使いに憧れて、北欧(だったかな?)にある魔法学校にやってきた日本の少女。

最初は鬱陶しい感じであまり好きなキャラクターではなかったんですよ。他人の話はろくに聞かないし、しょっちゅう問題を起こすし。まったくもって箸にも棒にもかからない落ちこぼれでした。

しかし、この子は自分の夢を決して諦めないんです。夢のためならどんな努力も惜しまない。第10話は貴族のパーティに潜り込むお話でしたが、動物を変身させる(というか、おそらく人間に幻覚を見せる)魔法を使いこなしていました。苦手なことでも、一つひとつ習得していける子なんですね。

この子を見ているとなぜだかうるうるきたりするんだけど(笑)、そういう感情が自然に湧いてくるのは潘さんの表現力によるところが大きいのだろうと思うんです。

潘めぐみさんは今年の声優アワードでは助演女優賞でしたね。
今回は『この世界の片隅に』の浦野すみの演技と合わせて今季のMVPということにしました (^-^)

第2位 豊崎愛生さん
『クズの本懐』 2017年 フジテレビ
"Scum's Wish"(人渣的本願), 2017, Fuji-TVAkane_sw_8_20170303
皆川茜(CV:豊崎愛生さん)
MINAGAWA, Akane (CV: TOYOSAKI, Aki)
quoted from #8 "Sweet Refrain" (3 Mar. 2017)

主人公の少女の学校に音楽教師として赴任してきた人物。
まさに「毒婦」という表現がぴったりな女性です。まるでゲームでもしているかのように、男の心を弄ぶ。他の女性から男を奪い取って喜ぶ。この作品の登場人物はどいつもこいつも「人間のクズ」的な印象ですが、その中でもダントツのクズっぷりでした。

それにしても豊崎さん、本当にこういう人なんじゃないかっていうくらいにハマってました。実際のあきちゃんは、アニメを見る子供たちに対して常に優しいまなざしを向ける素敵な女性なんですが。多分、茜のようなことは絶対にしない・・・・・・と、思う(知らんけど)。いやいや、あの人は本当に素敵な人ですよ!おいらは信じてます!!(ノ∀`)

皆川茜というキャラクターは、豊崎さんに対する印象がことほど左様に揺らぎまくるほどのインパクトがありましたね。あきちゃん、自分的「童貞を殺す声」声優さんランキング5位になりました(笑)

第3位 悠木碧さん
『幼女戦記』 2017年 BS11
"Saga of Tanya the Evil"(幼女戰記), 2017, BS11Tanya_ste_9_20170314
ターニャ・デグレチャフ(CV:悠木碧さん)
Tanya Degurechaff (CV: YUUKI, Aoi)
quoted from #9 "Preparations for Advance" (14 Mar. 2017)

「少女の皮をかぶった悪魔」。
神の存在を信じないことに対する制裁として、神(存在X)によって現代日本からパラレルワールドに少女として転生させられたおっさん 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

基本的に中身は日本のサラリーマンなので、どうにかして安全かつ楽に出世しようと試みるわけですが、なまじ優秀なのが仇になって最前線に飛ばされまくります 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
第9話ではついに特攻兵器に乗ることに・・・・・・。

悠木碧さんはダークな人物を演じることも多いですが、その中でもターニャは格別な存在だと思います。見た目は少女でも、悪い大人のいやらしい感じが実によく出ています。あおいちゃん、さすが「少女の皮をかぶったおっさん」と呼ばれるだけのことはある(笑)

数年前は娘にしたい声優さん脳内ランキングナンバーワンだったあおいちゃんですが、近年ランキングがダダ下がりでした。今回もターニャの演技でさらにランキングが落ちそうでしたが、『ACCA13区監察課』ロッタがむちゃくちゃ可愛かったので、娘にしたい声優さんランキングは辛うじて8位に留まりました (ノ∀`)

第4位 本渡楓さん
『亜人ちゃんは語りたい』 2017年 BS11
"Interviews With Monster Girls"(亞人醬有話要說), 2017, BS11Hikari_img_11_20170319
小鳥遊ひかり(CV:本渡楓さん)
TAKANASHI, Hikari (小鳥遊緋雁, CV: HONDO, Kaede)
quoted from #11 "Demi-chans Want to Support" (19 Mar. 2017)

ヴァンパイアの少女の役。女子高生。
この作品の世界には、一般の人とは異なる特徴をもった「亜人」という人類の亜種が存在しています。ひかりはそんな亜人のひとり。彼女たちに興味を持った高橋先生と交流することによって、彼女たちは少しずつ変わっていきます。

現代の世界は価値観が多様化していて、日本も昭和の時代とは大分様相が変わってきました。多様化は基本的にはよいことだと思うのだけど、一方で多くの軋轢を生みます。自分の隣にいる人は自分とはまったく違う人だというのは当たり前の話なんですが、そういう当たり前が完全に受け入れられるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

小鳥遊ひかりはマイノリティーではあるんですが、天真爛漫で表情豊かな少女です。これまでの人生で辛いことが一切なかったかといえばそんなことはないはずですが、周囲の環境に恵まれたのか、とても明るい子なんですよね。表情がクルクル変わって、見ていて飽きない。こういうキャラクターを演じるのは、実はとても難しいことだろうと思います。多分、ある程度声優経験が長い人でも難しいでしょう。しかし、本渡さんは最若手ながら見事に小鳥遊ひかりを演じて魅せました。今回はその表現力を称えて今季第4位としました (^-^)

第11話では海に向かって叫ぶシーンがありましたが、あれって実は結構難しいんです。実際に海にいるわけではないし、アフレコスタジオでは「距離感」がつかみにくいわけです。自分はそのシーンを見て(聞いて)、「ああ、この子はなかなかやりよるな」と思いました。

第5位 大空直美さん
『ガヴリールドロップアウト』 2017年 BS11
"Gabriel DropOut"(廢天使加百列), 2017, BS11Satanya_gbd_10_20170314
胡桃沢=サタニキア=マクドウェル(CV:大空直美さん)
Satanichia Kurumizawa McDowell (CV: OOZORA, Naomi)
quoted from #10 "The Angels and Demons Return Home" (14 Mar. 2017)

マヌケな悪魔の少女の役(笑)
この作品自体、最初はあまり期待していなかったし(ぶっちゃけ、花澤香菜さんの声が聴きたかったから視聴しただけのこと)、それぞれのキャラクターに対しても思い入れはありませんでした。しかし、見ているうちになんだかハマっちゃったんだよねー。特にこの子が。もうね、この子が主役でも良かったんじゃないかなくらい(笑)

本編も良かったんだけど、ハマったのはネットラジオの影響もあるな。この作品には宣伝用のラジオがあるんですが、それをたまに聞いています。そこで大空さんの声が気に入ったんだろうね。なんだか可愛らしい雰囲気の人なんだなって。こういうのって、原理は恋愛と一緒で理屈じゃないんだよね。

演技も悪くないし、今後の期待を込めて今季第5位 (^-^)
それにしても、花澤香菜さんと水瀬いのりちゃん目当てで視聴した作品で思わぬ収穫です(むしろ落とし穴か)

ホント、女性声優さんは沼ですわ ヽ(゚∀。)ノ

第6位 茅野愛衣さん
『3月のライオン』 2017年 NHK総合
"March comes in like a lion"(3月的獅子), 2017, NHK-GAkari_mcll_21_20170311
川本あかり(CV:茅野愛衣さん)
KAWAMOTO, Akari (川本明里, CV: KAYANO, Ai)
quoted from #21B "Small Murmur" (11 Mar. 2017)

主人公の少年(棋士)の世話を焼く、近所の優しいお姉さんの役。

あぁ、おいら、こういうキャラクターにとことん弱いんです。
そして、茅野さんの声がまた、脳ミソとろけてバターになるくらい良かったんだわ。

いや、もちろん演技も良かったと思ってますよ。あんまり説得力ないけど。「嫁にしたい女性声優さん」脳内ランクの上位者だからしょうがないね。それと、「童貞を殺す声」脳内ランキングが現在第6位でございます。あんな人に何かささやかれたら、余裕で破滅する自信があります ヽ(゚∀。)ノ

いや、この作品はストーリー的にも素晴らしかったと思っているよ、本当に。まるで説得力ないけど。

第7位 雨宮天さん
『この素晴らしい世界に祝福を!2』 2017年 BS11
"KonoSuba: God's Blessing on This Wonderful World! 2"
(為美好的世界獻上祝福!第二季), 2017, BS11
Aqua_konosuba2_9_20170314
アクア(CV:雨宮天さん)
Aqua (CV: AMAMIYA, Sora)
quoted from #9 "A Goddess for This Corrupt Hot Springs Town!"
(14 Mar. 2017)

駄女神の役(笑)
女神なのに、恩恵を与えるどころかしょっちゅう何かやらかしている人。ドタバタコメディ作品です。

雨宮天さんというと自分がまず思い出すのは『アルドノア・ゼロ』アセイラム姫なんですが、アクア様はまるで雰囲気が違うので笑っちゃいます。あの姫は本当に可憐だった・・・・・・。

ネットラジオやブログなどで発言している雨宮さんは、どちらかというと真面目な印象です。まぁ、妙なこだわりがあったり、やや偏屈な印象もあるわけですが、どうもアクア様のイメージと結びつかないんですよね。やはり、さすがプロの声優さんといったところでしょうか。

この作品の登場人物はだいたいみんなイカレてるんだけど、その中でもアクア様の存在感は特別でねー。本当に毎週笑わせてもらいました。そして、今はもう、あの駄女神を演じられるのは雨宮さんをおいて他にないでしょう。唯一無二の役を手に入れたと思います。今回はアクアの熱演を称えて第7位とします (^-^)

第8位 Lynnさん
『風夏』 2017年 WOWOW
"FUUKA"(風夏), 2017, WOWOWFuuka_10_20170310
秋月風夏(CV:Lynnさん)
AKITSUKI, Fuuka (CV: Lynn)
quoted from #10 "Fate" (10 Mar. 2017)

バンドのボーカルの役。

Lynnさんのお名前はだいぶ前から知っていたんだけど、今回の作品ではっきりと声を認識しました。ただ、今回の風夏は戸松遥さんにやや声が似ていると感じたので、自分の耳にはまだあまり馴染んでいないのかなあと思います。

この作品でもう一人のヒロインを演じているのは早見沙織さん。8位は早見さんとLynnさんで迷いましたが、今回はあえてLynnさんを推しておきました。

この作品はバンドのお話なので歌唱シーンもあります。歌は吹き替えではないので、声優さんが実際に歌うことになるわけですね。早見沙織さんは流石だなと思いますけど、Lynnさんもなかなかどうして素晴らしい歌唱力です。今回は歌唱力を称えて第8位とします (^-^)

第9位 村上奈津実さん
『アイカツスターズ!』 2016年 テレビ東京
"Aikatsu Stars!"(Aikatsu! 偶像學園! 群星), 2016, TV-TokyoAko_aikatsus_45_20170223
早乙女あこ(CV:村上奈津実さん)
SAOTOME, Ako (早乙女亞子, CV: MURAKAMI, Natsumi)
quoted from #45 "Headlong Ako" (23 Feb. 2017)

アイドル養成学校の在学生。アイドルのたまご。
なぜか気に入ってしまって、もうずっと見てるんだよなあ。アイカツ沼は深いぜ・・・・・・。さすがにゲームはやらないけどね。

この作品は脚本がよくて、おっさんが見てもたまにうるうる来ちゃうような回があったりします。ホント、何やってんだろ。大丈夫か俺 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

この早乙女あこっていうキャラクターは、最初はあまり好きなタイプの子ではありませんでした。なんだかあざとい感じだったからね。しかし、最終的にはアイドルとしての意識に目覚めて、舞台の上で最高のパフォーマンスを示すまでになります。

村上奈津実さんは新人さんのようで、ほとんど情報がありません。まったく知らない人です。演技も、最初はピンと来ないところもありました。しかし、あこを演じるうちに、キャラクターと一緒に成長したんでしょうね。特にこの第45話と、早乙女あこが学園トップの座をかけて憧れの先輩と直接対決した第46話はこれまでで最高の出来でした。今はまだ自分が演じているキャラクターに助けられているところもあるでしょうが、今後が楽しみな人のひとりです。期待を込めて今季第9位とします (^-^)

第10位 桑原由気さん
『小林さんちのメイドラゴン』 2017年 BS11
"Miss Kobayashi's Dragon Maid"(小林家的龍女僕), 2017, BS11Tooru_mkdm_10_20170317
トール(CV:桑原由気さん)
Toll (托爾, CV: KUWAHARA, Yuuki)
quoted from #10
"Troupe Dragon, On Stage! (They Had A Troupe Name, Huh)"
(17 Mar. 2017)
*These quotations are grounded on the article 32 of the Copyright Law of Japan.
些引用根據日本國版權法第32條

異世界から小林さん(主人公の女性プログラマー)の家にやってきたドラゴンの少女。・・・・・・少女?

基本的にギャグの要素が多い作品なので見ていて楽しいですが、異文化交流などについて考えさせられるところもある作品です。『亜人ちゃんは語りたい』が亜人を障害者やLGBTなどに置き換えても成立するのと同じように、この作品ではドラゴンたちを外国人に置き換えてもストーリーが成立します。

桑原由気さんも名前だけは何となく知っている人でしたが、今回この作品で初めてはっきりと声を認識しました。『メイドラゴン』はギャグアニメとはいえ、やや哲学的な内容を含みます。それだけに、表現力が試されるシーンもいくつかあったように思います。例えば、人間とドラゴンではどうしても理解しあえない部分があるのかもしれないといったようなことに思いを巡らせる場面が何度かありましたね。作品を見ている人に対して本当に伝えたい何かがそこには含まれている。それを正しく伝えなければならない。声優さんの真骨頂です。今回、桑原さんは成功していたと思います。今季はその才能を称えて第10位とします (^-^)

ところで「トール」の英語表記なんですが、参照するサイトによってまちまちです。"Tooru""Tohru"など複数ありました。ただ、トールの名前は北欧神話ではなく『指輪物語』の作者であるトールキン教授 (J.R.R. Tolkien) にちなんでいるようなので、当サイトでは "Toll" とすることにしました。

『指輪物語』の序章として著された『ホビットの冒険』の中には、ドラゴンが町を焼き尽くす場面が出てきます。その場面のイメージのもとになったのは、第1次世界大戦の際にトールキン教授が見たソンムの戦いだったそうですね。ちなみに、指輪物語の指輪は核兵器のメタファーではないかという見方もあるようです。

最後は若干脱線しましたけど、2017年冬季MVP特集はこれにて終了。今回は選ばなかった人たちのなかにも印象に残っている人はたくさんいました。ここで取り上げた人たちは、それらの人たちの代表ということで、実はランキングそのものに大した意味はありません。

皆さん、これからも応援します。
陰ながら (^-^)

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【アニメ】2017年冬期高評価作品(欧米)

そろそろ冬期作品も大詰めです。

三連休で時間に余裕があるので、今日は春期にどの作品を視聴するかの選定を行いました。うちのブログは若手の女性声優さんの記事に特化しているところがあるため、まずは好きな声優さんが出演しているというのが第一条件になります。その次に絵の綺麗さと、ストーリーに興味が持てるかどうか。

今回の初回エントリーは24作品(HDD保存12作品を除く)です。
毎度のことながら、アニメ多すぎ (^-^;A)

さて、今日はこんな記事を読みました。

The Best and Worst of the Season So Far: Week of Mar 5-11
by Daniel DeLorme, Mar 16th 2017 (ANN)

ANNというのは "Anime News Network" の略で、アメリカのアニメデータベースです。英語の勉強の一環としてたまに記事を読んでいます。

今回の記事は、2017年冬期(1月-3月期)に欧米のアニメファンが視聴して評価した作品のまとめです。記載されている作品は27タイトルですが、これはちゃんとした評価が行われたものがその数ということです。これらの作品以外にも、視聴者が少なくて評価できなかったり、そもそも現地で放送されていなかった作品、あるいは「評価に値しなかった作品」も多数あるわけです。

今回は上位5位を参考に示しておきます(累積評価)。

第1位 『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』
             "Showa Genroku Rakugo Shinju season 2"
             (昭和元祿落語心中 - 助六再現篇 -

第2位 『銀魂(第4シーズン)』
             "Gintama season 4"
             (銀魂 第四季

第3位 『この素晴らしい世界に祝福を!2』
             "KONOSUBA 2"
             (為美好的世界獻上祝福! 第二季)

第4位 『小林さんちのメイドラゴン』
             "Miss Kobayashi's Dragon Maid"
             (小林家的龍女僕)

第5位 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
             "Gundam: Iron-Blooded Orphans"
             (機動戰士鋼彈 鐵血孤兒 第二季)

2017年3月11日現在、上記のような結果になっているようです。
英語タイトルのリンク先はANNではなく、"MyAnimeList"という別のアニメ情報サイトにリンクさせています。中国語の方は台湾のアニメ・ゲーム情報サイト「巴哈姆特」(バハムート)です。

1位はなんだか意外な感じがします。日本の文化にかなり通じていないとよくわからない部分も多いでしょうに、みんな本気で日本が好きなのかなあ。日本が好きだから日本のアニメを見てるんでしょうけどね。

6位の"March comes in like a lion"(3月のライオン)や16位の"ONIHEI"(鬼平)あたりも海外の視聴者にはわかりにくいところがあるかもしれません。ちなみに、自分が今期もっとも楽しめたのはこの2作品でした。

さて、今期放送された作品で欧米の視聴者に不人気だったのはこちら。

第27位 『ハンドシェイカー』
      "Hand Shakers"(Hand Shakers

もっとも、先ほども書いたように一応は視聴者の評価が付いている作品ではあるので、最悪とまでは言えないわけです。
それに、ANNの記事にも注意書きがあるように、これはあくまで相対的な評価です。たとえ世間の人気がなかったとしても、その作品を好きな人は堂々と好きだといえばいいんです。まぁ、あんまり人気がないと続編が作れないとか、いろいろと商売的な問題も出てくるんでしょうけども・・・・・・。

『ハンドシェイカー』は自分も初回しか見てないんだよね。現在はHDD保存中です。今後視聴するかどうかは微妙なところかなあ。

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2017-02-12

Happy Birthday 2017 (春名風花さん) 【補足】

記事とは関係ないけど、先週パソコンが不安定になりました。
データを維持したままフラッシュ作業でパソコンを復活させましたけど、なぜか一部のファイルが壊れてしまいました・・・・・・。

いつも使っている女性声優さんデータベースも。

いまだに原因がよくわからないのだけど(windows か マカフィーあたりのアップデートが絡んでいるんじゃないかと睨んでいる)、緊急に必要なソフトの再インストールやらデータ復旧やらを行いました。

女性声優さんデータベースは3年前の11月のものがバックアップに残っていたので、それを使うことに。
ただ、2014年以降に追加した30数人分のデータが飛んでます。
今日の主役のはるかぜちゃんは、まさに2週間くらい前に登録したばかりの人だったので当然消えました 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

いい機会だし、近頃声を聞いていない人たちや、今後記事を書かないであろう人たちのデータを削除し(ただし、亡くなっているけど思い出深い二人は残した)、最近気に入った人や気になる人たちのデータを再登録しました。
取りあえず、はるかぜちゃんは復活させておきました (^-^)

前置きはともかく。

2月4日は声優・春名風花さんのお誕生日でした。

あらためて

おめでとうございま~す \(^O^)/

春名風花 (HARUNA, Fuuka)
Date of Birth: 4 Feb 2001
Birth flower(誕生花): 椿
Flower symbol (花個紋): 花簪の丸
Birthday color(誕生色): 紅藤色
Fate number(運命数): 9
誕生日の干支: 戊戌(つちのえいぬ)
*今日はデータベースの運用テストを兼ねています。

この間(2017年2月4日)の記事で「まだ作品では声を聞いていない」と書きましたが、タイムリーなことに、先週はこちらの作品ではるかぜちゃんの声を聞くことができました。

最近視聴した春名風花さんの登場作品:
『闇芝居』 2017年 テレビ東京
"Yamishibai: Japanese Ghost Stories 4"
(闇芝居 第四季), 2017, TV-Tokyo

実質3分程のアニメなので、台詞はあまりありませんでした。
ただ、新人声優さんとしてはまあまあな表現力かなとは思っています。
声もよい。

この作品は初めて見るのだけど、どうやら都市伝説系の怪談のようです。
ニコ動は視聴者のコメントが流れるせいか、TVで見るよりも怖さが半減するような。
というか、この作品自体あまり怖くないかな。

今回、何が一番怖かったかって、しっかり毎週予約を入れていたにもかかわらず、この回だけなぜか予約が飛んでいたことだわ(だからいつものキャプチャー画像がないんです (^-^;A))

自分は生きてる人間が一番怖いと思ってしまうような人間だから、怪談を聞いてもあまり怖くないんだよねー。
子供の頃は『恐怖新聞』にビビッて夜中にトイレいけなくなるようなシャイボーイだったのにねー(笑)

おっさんになったってことか・・・・・・ orz

まぁそんなことはともかく、これからはるかぜちゃんには注目していきたいと思いますよ (^-^)

今後登場予定の作品:
『Lullaby』(舞台作品) 2017/05/02 - 05/04
『笑う朗読』(朗読劇) 2017/05/19-05/21

自分は『笑う朗読』の方を見に行くつもり。
一番のお目当てはミナちゃん(寿美菜子さん)、あおいちゃん(悠木碧さん)なので、残念ながらはるかぜちゃん目当てではないんだけどね。
いい機会なので、はるかぜちゃんの表現力が実際はどれくらいなのかよく観察してきます (゚∀゚)

会場が品川プリンスホテルだから、週末に泊まってくるのもいいかなー。
こういう時は大人になって実によかったなあと思う(笑)

今日はここまで。
パソコンは便利だけど、データが飛ぶと呆然とする。
各種サービスのログインIDとかパスワードは、やっぱり紙にもメモっとかないとダメだね。
ホント、冷や汗ものだったわ。メモっといて正解だったよ。

今回はついでみたいな記事になりましたけど、来年もまたはるかぜちゃんのお誕生日記事が書けるといいですね。
陰ながら応援します (^-^)

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2016-12-06

Run for Your Wife

土曜日は東京に行ってきました。
ここのところ、頻繁に行くようになってます。
次の日曜日はTOEICの試験で秋葉原に行かなきゃならないし。

土曜日の午前中は日比谷で映画。
『この世界の片隅に』をもう一度見てきました。
(丸の内TOEIでは12月3日から公開)
同じ作品を2度映画館で見るのは生れて初めてです。
2時間を超える長編ですが、まったく長いと思いません。
あの世界に知らないうちに引き込まれて、映画を見終わった後には軽い喪失感があります。
「見る」というよりは、「体験する」に近いのかもしれません。

この作品は年明けから上映館数が大幅に増えて、190館での公開が予定されているようです。
支援した作品が盛り上がっているのは素直にうれしい。
1月には通信制大学の定期試験で三田に行かなきゃならないので、その時にもう一回見るかもしれません。

夕方は六本木で観劇。
ラフィングライブ第2回公演 "Run for Your Wife"です。
本来はこっちがメインだったんですが、『この世界』で相当体力と精神力を持っていかれました(笑)

今回のお目当ては寿美菜子さん高垣彩陽さん
二人とも気に入っている声優さんなので、どんな演技をするのか実際に見てみたかったんですよ。
舞台であやひーを見るのは2回目なので、今回の注目はみなちゃんの方でした。

と、思っていたのだけど、
舞台があまりにも面白すぎたので当初の目的をすっかり忘れました(笑)

毎日を緻密な計画通りに暮らしている重婚男が、事件に巻き込まれて計画が狂ったことから二重生活がバレそうになるコメディ作品。
主人公の男は二人の奥さんに重婚がばれないよう取り繕うわけですが、どんどん収拾がつかなくなっていきます。
苦し紛れの嘘が、次々とカオスな状況を生み出し・・・・・・。

二つの家を同じ空間で表現するというのも面白い。
ボタンが掛け違っていく様子がリアルタイムにわかるんですよ。
演者の皆さんは違和感なく動いてましたけど、かなり高度な演出だと思います。

あやひー(高垣さん)が演じたメアリー。
不条理な状況に耐えかねて叫びだしちゃうシーンが2回くらいあるんですが、そのキレ方が秀逸でねー(笑)
いやぁ、さんざん笑いました。

そして今回注目のみなちゃん(寿さん)。
細かいところで注文を付けたいところはありました。
しかし、舞台の流れにしっかり乗っていたし、なにしろさんざん笑って楽しめたので、舞台の終わりには細かいことも気にならなくなってしまいました。
やっぱり、みなちゃんもあやひーもプロの役者さんなんだなと思います。

ラフィングライブの公演は次回も見たい。

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2016-11-20

【声優さん】久しぶりに声優アワードに投票

大学のレポート終わったよー \(^o^)/

だがしかし、休学している間にレポートに添付する講評欄の書式が変わっていたらしくて提出できない。
さっきネットから注文したけど、間に合うのか?
11月28日締め切りなのだが・・・・・・。

さて、今日は久々にブログの更新です。
もう何年も投票してなかったんだけど、久しぶりに声優アワード に投票してみました。

主演男優賞:細谷佳正さん
作品:『この世界の片隅に』(北條周作)

主演女優賞:のんさん
作品:『この世界の片隅に』(北條すず)

助演男優賞:松岡禎丞さん
作品:『Re:ゼロから始める異世界生活』
(ペテルギウス・ロマネコンティ)

助演女優賞:水瀬いのりさん
作品:『Re:ゼロから始める異世界生活』(レム)

新人男優賞:該当なし

新人女優賞:本渡楓さん
作品:『かみさまみならい ヒミツのここたま』(四葉こころ)

歌唱賞:水瀬いのりさん
楽曲:「夢のつぼみ」

パーソナリティ賞:能登麻美子さん
番組:『能登麻美子 おはなしNOTE』

自分の投票は以上です。

主演女優の候補は早見沙織さんや悠木碧さんなど複数いましたが、『この世界の片隅に』を見てしまったらもう・・・・・・。

助演男優賞も、『91Days』の山路和弘さんや津田健次郎さんなどが良かったんですが、松岡さんの演技の印象が強すぎてね(笑)

新人男優賞って、毎回悩むんですよ。
いいなと思う若手声優さんは何人かいるんですが、活動年数が微妙に「新人」の枠を超えているんです。
女性に比べると、それだけ下積みが長い人が多いということなんでしょうか。
本当は吉永拓斗さん(『DAYS』)に投票しようかと思っていたんですが、この人も声優デビューは6年以上前のようです。
まだ17歳なんだけどね。

ところで、『この世界の片隅に』は現在劇場公開2週目。
評判が良いようで、上映館は63から100に増えたようです。
よかったよかった (^-^)
近いうちにまた見たい。
それと、『君の名は。』『聲の形』『シン・ゴジラ』も見たくなってきたなー。
ネットを見ていると、『この世界の片隅に』と一緒に言及されていることが多いからね。

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2016-11-13

【アニメ】『この世界の片隅に』

今日は大学のレポートのことは一旦忘れて(笑)、映画を見てきました。
クラウドファンディングで支援した作品です。
エンドロールに支援者の名前が表示されたんだけど、映画のスクリーンで自分の名前を見るのはなんだか不思議な気分でした。

映画『この世界の片隅に』予告編

シネマトゥデイ

ファンミーティングや、その後のインタビュー記事などでも監督ご自身が語られていましたが、この作品では当時の情景が極めて忠実に再現されています。
場面によっては、当時その場所に住んでいた人たちすら描かれているほどです。
呉の港に戦艦大和が入港してくるシーンがありましたけど、監督はその正確な日時まで調査したとか。
この作品では主人公の「すずさん」(北條すず)の生活が日記風に綴られていきますが、おそらくその日の呉の天候まで調査されていると思われます。
すずさんはもちろん架空の人物なんですが、彼女を取り巻く環境はほぼ史実通りで、ドキュメンタリーに近い趣さえ感じます。

昨年のファンミーティングの時に見たデモ映像は音声なしでしたが、音にもかなりこだわったのでしょう。
街を行きかう人の声や、汽車、空襲警報、焼夷弾の落ちる音・・・・・・。
自分は戦後生まれなのでもちろん当時の音なんて知らないわけですが、それでも、あれはかなり実際の音に近かったのだろうなと思います。

自分は小さいころ、木造の長屋に住んでいました。
さすがにかまどはなかったけど、現代の生活よりもすずさんたちの生活にずっと近かったんです。
金盥で行水したりしてね(笑)
だから、すずさんが玄関の引き戸を開けるときの音を聞いて、妙な懐かしさを感じました。

それから、におい。
小学生の頃、学校の近くに放置された防空壕が残っていて、「探検」したことがあります。
(ちなみに、酸欠の危険があるので本当は立ち入り禁止の場所だった)
壕の中の湿った感じや土のにおい。
映像を見ていてそんなものが蘇りました。
確かに、あの頃の人たちと私たちの時代はつながっているんです。

すずさん自身はフィクションの存在ですが、どこか懐かしく、自分には身近な人のように感じられました。
しかし、だからこそ後半の展開は相当につらい。
これからこの作品を見に行く人、特に戦争体験者が身近にいる人や、実際に体験された方は覚悟した方がいいかもしれません。
自分は、父親にこの作品を見せられない。

自分の父は東京大空襲の生存者です。
妹と一緒にグラマン(F6Fヘルキャット。米海軍艦載機)に追い掛け回されたこともあるらしい。
工場に勤めていた頃は、正午を知らせるサイレンで反射的に体がすくむと言っていました。
空襲警報に似ているから。
やはり70数年経た今でもトラウマが残っているのか、『火垂るの墓』ですら「二度と見たくない」と言うくらいです。
『この世界の片隅に』のラストは『火垂るの墓』よりは希望がありますけど・・・・・・。

戦争は当事者が亡くなると忘れ去られ、「なぜ」と問うこともなくなり、当時の人たちの思いや築き上げられたものもすべて意味を失うという悲観的な意見もあります。
(参考:一ノ瀬俊也 『戦艦武蔵』 中公新書 2016年)
しかし、今回の『この世界の片隅に』のようなインパクトのある作品を、現代でも創ることができました。
少なくとも、多くの人が何かを考えるきっかけにはなったんじゃないかと思います。

自分たちは戦後生まれといっても、戦争の影響を大きく受けて生きています。
それは平成生まれや21世紀生れの子供たちだってきっとそうです。
自分自身、東京大空襲の夜に一人の少女が瓦礫の下で焼け死ぬことによって、この世界の片隅に生まれることが確定した存在です。
「なぜ戦争が起こったか」を戦争体験者自身の視点で問うことはできなくても、「自分がなぜこの世界に生まれてきたのか」を問うことはできるし、これからも問うていくことが必要だと思っています。
そのようにして、間接的にではあっても、すずさんたちが生きた時代とつながることができるのだろうと思うんです。

そして忘れてならないのは、現在進行形で世界のどこかにすずさんたちのような人たちが今もなお存在していること。
そこを意識しているのといないのとでは、今後数十年の日本の将来が大きく変わってくるのではないかと感じています。
戦争体験者の父親には見せられないけれど、戦後世代の人たち、特に平成以降の生まれの人たちにはお勧めしたい作品です。

最後に、声優さんのこと。
(うちのブログは若手の女性声優さんのお誕生日記事に特化していたりするのでね)

すずを演じたのはのんさん
能年玲奈さんですね。「あまちゃん」の。
最初のトレーラー(予告編)を見た段階では不安がありましたが、まったく問題ありませんでした。
見事にすずさんのイメージにはまってました。

のんさんって、経緯はよくわからないけど仕事を干されているらしいじゃないですか。
(芸能スキャンダルみたいなのってまったく興味ないからよくわからんのですよ)
最初は、「なんでわざわざそんな人を・・・・・・」なんて思ったんです。
しかし、監督の判断は正しかった。
改めて片渕監督の感性に敬意を表します。
のんさんはそれほど器用な人ではないようだし、声優に挑戦するのも今回限りなのかもしれませんが、次回の声優アワードの主演女優賞に推薦したいくらいです。

それにしても、あれだけの才能をこのまま埋もれさせるのはあまりに惜しい。
もしかしたら舞台に向いているかも。
今は干され気味みたいだけど、地上波TVのなんだかわからないバラエティなんかに出なくて済むなら、むしろ本人のためには良かったのかもしれません。

それと、すずさんの夫役の細谷佳正さん
前にも何回か書いてるけど、自分は声優さんの声を思い出しながら本を読むことができるという特殊技能(笑)があるんですよ。
原作の漫画を読んでいるときに、すずの夫(北條周作)の声は、まさに細谷さんの声で脳内再生されていたんです。
なので、当然ながら違和感ゼロでした(笑)

うちのブログは若手の女性声優さんに特化しているので、中堅以上の人や男性声優さんのことはあまり書きませんが、細谷佳正さんは最も好きな男性声優さんのひとりなんです。

方言は難しかったかもしれませんが、そのほかの人たちも雰囲気が出ていて良かったと思います。
自分は関東人なのでよくわからないですが、広島市と呉市では方言が微妙に違うようですね。

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2016-09-25

【日記】「の」が多すぎる文章

久しぶりに声優さん以外の記事です。
ツイッターには文章の長さに制約があって書きにくいので、そういう場合はブログを活用しようと思います。

さて、今日はこんな記事を読みました。

Twitter民が大議論! 助詞「の」が多すぎる文章を読みやすくするには?
トゥギャッチ  2016年09月24日 15時30分更新

これは、今まさに頭を悩ませている問題です。
うちのブログも8年を超えて、現在9年目。
暇を見つけては昔の記事の整理をしているんです。
その時に、文章がおかしいものも少しずつ修正しています。
特に2011年以前の記事が酷い (^-^;A)

お題の方は、

私の家の兄の部屋の机の一番上の右側の引き出しの中の日記を読んで

という文章。
これを読みやすくするわけです。
人によっていろいろとやり方があるようですね。
こういうものに正解はありません。
さて、自分だったらどうするか。

自分も会社ではよく報告書を書くし、現在は通信制大学の学生なのでレポートを作成する必要に迫られます。
そういう経験から自分の文章作成法を探ると、

・文章の目的を明確にする
・描写は大きな状況から詳細な状況へ

といったところでしょうか。

この文章の目的は相手に日記を読んでもらうこと。
そして、日記の位置情報を描写する場合、

兄の部屋→机→引き出し→具体的な位置(右側、一番上)

の順序が自然だと思います。

以上を踏まえて作文すると、

私の家へ行って、兄の部屋で日記を読んで。
机の右側にある引き出しの一番上に入っているから。

最初の文章で目的を明確にし、次の文章で補足する形式にしました。
一応、例題に沿った形で作文しましたが、自分の場合は「私の家へ行って」「右側にある」を削ってしまうかもしれません。
この文章の前後の状況にもよりますが、そこまで説明的にする必要はない気がします。

もちろん、もっと文学的な表現も可能だと思います (^-^)

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2016-07-02

【声優さん】いつか、彩奈ちゃんが奇跡の演技を聞かせてくれますように

最近、4月に書いた記事へコメントがたくさんついています。

【日記】脳内再生症候群 (ノ∀`)
2016年4月23日更新

当ブログ始まって以来の盛況ぶりなので、ちょっと驚いています。うちは辺境ブログ(笑)だと思っていたのですが、見に来てくれる人はいるんですねえ。
それ以上に、声優さん(それも、ベテランと呼ばれる人たち)が好きな人は思った以上に多そうだということで嬉しくなります。
まぁ、このブログは自分の好みの問題で若い女性声優さんに特化しているから、ベテランの人たちの記事って書きませんけどね(結果的にアニメーションに登場する人が多くなるわけです)。
なにしろおっさんなので、
若い女の子が好きなのはしょうがない ヽ(゚∀。)ノ

コメントで名前が挙がっていた人たちは、どの人も外国映画の吹き替えで活躍している声優さん。「この役者さんにはこの声優さん」と、自然に結びつく名俳優ばかり。外国映画はオリジナル音声に字幕付きもいいですが、実力がある声優さんの吹き替えによって作品を見るのがさらに楽しくなります。

それはそれとして、声優さんの話になると必ず出てくる話題があります。
声優のアイドル化への批判。
このブログでも何回かそういう話題の記事を書いたことがありました。

【声優さん】声優さんに求められるもの
2013年6月17日更新

【声優さん】声優アイドルの源流(アニメ=見世物小屋仮説)
2014年8月22日更新

「声優は、まずは演技力(表現力)を磨くべき」というのはまぁそうなんだろうけど、「他の仕事はしてはならない」まで言ってしまうのは言い過ぎのような気がします。

現代の声優さんたちは実に様々な仕事をしています。吹き替え、ナレーションのような声のお仕事、演劇・朗読劇のような舞台、歌、TVレポーター、そのほか「こんなことまで?」と思うようなお仕事まで幅広い。とにかく雑多ではあるのですが、それらはほぼすべて「表現」に関わるお仕事です。

自分は以前、1年半ほど演劇に関わっていた時期がありました。そのため、俳優さんや俳優さんの卵を間近に見ることができました。
その時に感じたことですが、いい演技をする人に共通するのは貪欲であること。貪欲といっても、他人の足を引っ張ったりディスったりするようなことじゃなくて(そういうのは「意地汚い」という)、どんな些細な経験も演技に生かしてやろう、芸の肥やしにしてやろうとする純粋さです。
表現に関わる人たちはとても欲張りです。

「表現力を磨く」というのがどういうことか、自分にはよくわかりません。ただ、磨き方の方法はひとつではなくて、人によって違うのだろうなというのはおぼろげながら理解できます。唯一の正解なんてないんですよ。歌を歌おうがアイドルやろうが、声優として活動を続けたいと強く願っている人ならば、いつかきっと奇跡の演技を見せてくれると思っています。そうでない人は消えていくだけ。ただそれだけの話です。

だいたいねー、演技を追求もいいんだけど、そんな修行僧みたいな連中の演技が面白いわけないと思うんだよね。表現力は人生経験と強く結びついている部分があるから、なるべくいろんなことを経験しているほうが後々生きてくると思うんですよ。体作りや発声法など、どうしても押さえておくべき基本中の基本はありますが、集中してやらなきゃならないのはせいぜいそこまで。そういう誰にでもできることで差はつきません(ただし、それすらできない人は早晩消えていきます)。

もっとも、今の若い子たちがベテランになる頃には、自分はもうこの世界にいないでしょう。それが少し残念ではありますね。
あやなちゃん(竹達彩奈さん)の奇跡の演技、聞きたかったな・・・・・・(笑)

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2016-04-10

【補完記事】広島旅行

先週、25万アクセス達成しました \(^o^)/

以前使っていたブログからこちらに移ってきて8年。
うちみたいな辺境ブログでも、続けていればそれなりに見に来る人もいるのだなあと思いました。
サーバーの容量は残り50%くらい。
あと4,5年は使えそうです。

25万アクセス記念で何かしようと思いましたけど、特別なことはしないことにしました。
ただ、去年は書けなかった記事を今書きます。

去年(2015年)10月の終わりから11月の初めにかけて、呉・広島に旅行したことがありました。本当は帰ってきてすぐに記事にするはずだったんですが、できなかったんです。
声優の松来未祐さん(呉市出身)がお亡くなりになったのがちょうどその頃だったので。

今、広島ではG7の外相会合が開催されていますね。
お蔵入りにしようと思ってましたけど、タイムリーなので記事にすることにします。
写真メインで、コメントは簡単にしちゃいますが。

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羽田空港。
天気はあまりよくありませんでした。
背景にぼんやりスカイツリーが写ってるんだけど、晴れていたらいい景色なんでしょうね。
そういえば、こないだ株主総会に出席したついでにスカイツリー行ったけど、展望台の入場料クッソ高いのなー。結局上までは登らないで、7階のプラネタリウムに行きました(笑)
羽田空港には「プラネタリウムカフェ」があるらしいから今度行ってみよう。

羽田空港では自由が丘バーガーっていうのを食べましたよ。
うまかったなあ。
出発前日に竹達彩奈ちゃんのブログを見たら、ハンバーグ画像が載っていてねー。無性にハンバーグ食べたくなったんです。
あやなちゃんにはダイエット中にサンマの絵葉書送りつけて飯テロしたんだけど、見事にカタキを討たれましたわ~(笑)

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竹原市。
この日はちょうど「憧憬の路」というお祭りでした。
竹筒の中にロウソクを灯して街角に並べているんです。柔らかい光が幻想的な雰囲気を醸し出します。
・・・・・・ただ、人が多すぎてつらい (;´Д`)
竹原は「安芸の小京都」と呼ばれるくらいで、とても美しい街です。今度行くときは混まない時期に行きたいですね。「ほり川」のお好み焼き食べたいし(祭りの時はとても無理)。
書いてるうちに食べたくなったので、また通販で買おう。

なぜそんなに混んでいたのかというと、アニメのイベントと重なっていたというのも原因のひとつでした。アニメ『たまゆら』の舞台がここなんです。
この日は主演の竹達彩奈ちゃん(沢渡楓役)も来ていたらしいですね。今回の旅の目的は『たまゆら』ではなかったので、自分はイベントには参加してませんけど。

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宮島ですねえ。修学旅行以来です。
前に来たときは本殿が修理中だったけど、今回も一部工事中でした。そして、
人が多すぎてツライ 。・゚・(ノД`)・゚・。
竹原ではあまり外国人旅行客は見かけませんでしたけど、さすがに宮島は世界文化遺産です。外人さんだらけですわ・・・・・・。

東京の近くにあるネズミーランドかここはってくらいの混み具合なので、結局本殿には入りませんでした 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
あぁ・・・・・・こころがチュウチュウするんじゃあ・・・・・・。

てなわけで人が多くて疲れたので、水族館のすぐ近くにある国民宿舎の日帰り温泉に行ってきました。あまり知られていないのか、自分が行ったときには浴場に誰もいなくて貸し切り状態 (´∀`)
風呂上がりに名物のアナゴ飯とビールで癒される。
いくらかテンションが戻る(笑)

ちなみに、今回の宿泊地は呉でした。
竹原へはJR呉線で、宮島へは呉港からフェリーで行けます(広島で乗換え)。
フェリーは二日間フリーパスみたいなチケットがあるので、広島へも行けますね。今回は行かなかったけど、江田島へも行けます。わりと便利。

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広島平和記念公園内にあるレストハウス。
実は、今回見に来たのはこれなんです。
今秋劇場公開予定のアニメ作品・『この世界の片隅に』の現場を見に来たんですよ。
この作品の舞台は戦前~終戦頃の呉・広島です(一応書いておくけど、第二次世界大戦のことね。若者の中には知らない人もいるっていうから)。
自分も微力ながら支援している作品なので、一度は作品の舞台に行ってみたいと思っていたんです。

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こちらは『この世界の片隅に』の一場面。
昭和9年(1934年)の広島市中島本町です。
(自由に使ってよいそうなので使わせて頂いてます)
中央に見えるのが「大正屋呉服店」で、現在レストハウスとして使用されている建物です。相当に堅牢な建物だったのか、爆心地にもかかわらず基本構造は残りました。

広島記念公園に行ったことがある人なら知っていると思いますが、かなり広い敷地ですよね。終戦直前まで、あの中州の周辺には八つの街区がありました。
それぞれ中島本町、中島新町、元柳町、天神町、材木町、木挽町、細工町、猿楽町という名前です。街の名前からわかる通り、川を利用して上流から運んできた木材の集積地だったようです。
当時5000人を超える人口があったといいますが、この街は昭和20年(1945年)8月6日に地上から姿を消しました。

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こちらは呉市海事歴史科学館(通称:大和ミュージアム)
戦艦大和の10分の1スケールモデルがあります。
想像以上によくできていて驚きます。

この博物館で興味深かったのは港湾施設や艦船の設計図面でした。
自分も仕事でCAD図面を書くことがありますけど、手書きでやれって言われるとかなりつらいです。もちろん、CADがあまり普及していなかった頃は手書きでやりましたけどね、今はちょっとやる気がしません。
「ごめんなさい仕事辞めていいっすか」ってなると思うわ(笑)

船渠(ドック)の図面は、日本が開国してすぐくらいに作成されたものにも関わらず見事な出来でした。当時の日本人は、本当にあっという間に知識を吸収して身に付けてしまったんですね。しかも、そういう資質を持っていた人物が一人や二人ではなかった。

日本人はとても素晴らしい資質を持っていると思いますが、しかし、その天賦の才が仇になることもあるのかなと思います。海外から見れば日本ほど恐ろしい国はありません。特に西洋人には相当に恐れられました。弱み・強みの双方を含めて、自国の実力を正しく評価できなかったというところにも日本が敗戦した原因があったのだろうと思います。
それは、今も変わらないのかもしれないな。

315
帰りは呉から広島までフェリーで。
瀬戸内海はのどかでいいですね。
広島で食べた生ガキ、おいしゅうございました。
また行きたい。

おまけ:
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帰りの新幹線から撮影した姫路城。
高速走行中なので、これが限界でした。

帰りはグリーン車だったんだけどね、広島から姫路まで誰も乗ってこなくて一両丸ごと貸し切り状態だったんだよね~(笑)
人が多いのが苦手だから楽なんだけど、あれでちゃんと儲かってんのかねー。

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2016-03-13

【声優さん】それから

久しぶりに演劇を見てきました。今回は朗読劇です。
演目は夏目漱石の『それから』

あらすじは知っている人が多いと思うけど、主人公の代助ってのが自己中のダメ人間でねー。自分は最後まで読んでいないお話でした。パンフレットの解説にもあったように、代助が高等遊民(今風に言うとニート)である背景には封建時代の家族制度の影響があったりするのだろうけど、だからといって他人の奥さんを奪っていい理由にはなりませんわ。彼は「自分が働かないのは世の中が悪いから」(どこかで聞いたこのセリフ・・・・・・)といって憚らないわけですが、中二病くささがどうにもイライラするんです。友人に論破されてカッコ悪いし(笑)

ちなみに、昔の家族制度は「家」が基本単位になっていて、財産を相続できるのは家長を継ぐ立場の長男のみでした。次男三男は長男の予備に過ぎない。代助の家はたまたま金持ちだから、彼も「部屋住み」(飼い殺し)で気ままに振る舞えるけれども、中流以下の家庭では独立して働くしかない身分です。代助は政略結婚の道具にされそうになっていましたが、物語の舞台である明治42年(1909年)の日本では個人に対する前近代的な抑圧が強く、男も女も家に縛られるのが普通の時代でした。第二次世界大戦後に民主主義が導入され、昭和23年に戸籍法が改正されて家族制度の最小単位が家(大家族)から夫婦を中心とする家庭に変わる前までは、どこもそんな感じだったんです。地方によっては21世紀の現代でも封建的な感覚がいまだに残っているようですけどね(特に九州地方)。

まぁ、主人公の代助はアレなんだけど、作者の夏目漱石という人はやはり天才なのだろうと思います。近代以降、人間は常に先の見えない不安を抱えて生きていますけど、そういう雰囲気を見事に切り取って表現しています。漱石先生は娘義太夫の追っかけをやっていて、ぶっちゃけロリコンストーカーみたいな一面があったという逸話もあるわけですが(笑)、やはりただのおたくではありません。
参考:
『幻の近代アイドル史 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記』
笹山敬輔著 彩流社 2014年

今回の朗読劇は回によって出演者が変わっていました。自分が観た回の出演者は梶裕貴さん佐藤せつじさん阿澄佳奈さん竹達彩奈さん

竹達彩奈さん!! \(^o^)/

あやなちゃん見るのが目的だった(笑)
それにしても、やっぱりあやなちゃんもプロの声優さんですね。上演時間は2時間以上ですが、あの集中力は大変なものです。上演中はずっと役に入り込んでいました。終演後にはいつものあどけない顔に戻っているのを見て、役者というのはすごいものなのだなと改めて思いましたね。
・・・・・・「あどけない」って、
今年27歳の女性に使う単語ではないよな (^-^;A)

今回はナレーションのほか、メインで演じていたのはメインヒロイン(という言い方をしていいのかどうかわからないけど)の三千代でした。主人公の代助が破滅するきっかけになる女性です。自分の想定よりもやや若い雰囲気でしたが、それがかえって妖艶に感じたりしてねー。髪はボブスタイルで、白のワンピース(だと思う。ファッションに詳しくないから何とも言えない)。アニメ的にたとえると、『あの花』めんまみたいな。上演中はやや小首を傾げるようなしぐさが多くて、物憂げな雰囲気でした。スポットライトを浴びたとき、台本を持つ指の美しかったこと・・・・・・。
大変素晴らしいものを見せていただきました (*´∀`)
あの声で「淋しくっていけないから、また来てちょうだい」なんて言われたら、

ボクも破滅します ヽ(゚∀。)ノ

上演中、一か所だけ明らかにイントネーションがおかしいところがありましたが、それ以外は納得のいく演技だったと思います。

何年も前から直にあやなちゃんを見てみたいと思ってましたけど、ようやく念願がかないました。朗読劇は去年もやってたんだけど、その時はチケット取れなくてね。ライブとか、おっさんにはハードル高いし・・・・・・。
今後も舞台に出ることがあれば観に行きたいと思います (^-^)

主人公の代助を主に演じていたのは梶裕貴さん。最近視聴したアニメでは『進撃の巨人』エレン・イェーガー役で出演していました。代助も想定よりやや若い感じではありましたが、さすがプロの声優さん、見事な演技だと思います。主役なので他の3人よりも明らかに読む量が多いのですが、あの集中力は半端なものではありません。集中力が切れると、観客にはすぐわかるからね。

代助の旧友(三千代の夫)の平岡を演じたのは佐藤せつじさん。この人はどちらかというと洋画の吹き替えのお仕事が多い人です。最近視聴したアニメ作品だと『宇宙戦艦ヤマト2199』のゴル・ハイニ。平岡はストーリーの終盤に代助と絶交するんですけど、その時のシーンが良かったなあ。代助が奥さんにちょっかい出してブチ切れるとこね。朗読劇もいいけど、ライブアクションも見てみたいと思いました。

代助の義姉の梅子を演じたのは阿澄佳奈さん。最近視聴したアニメ作品は、『のんのんびより』越谷小鞠。先週くらいまで別の舞台に立っていて、このところものすごく忙しい。夏目漱石の作品はほとんど読んだことがないようですが、そんなことを感じさせないほどの演技でした。演出・脚本も良かったのだろうと思います。
阿澄さんも初めて実際に拝見しましたが、想像以上に綺麗です(やや舞台補正があるとは思いますけど)。昨日の衣装は黒のドレスで、いつもの雰囲気よりも大人の女性のイメージでした。
やはり、実物を見ると印象が変わりますね。かなさんには全公演の座席を予約しちゃうほどのコアなファンがいるようですけど、その気持ちはわからないでもないですな。かなさんは人妻なわけですが、そのうち代助みたいにかなさんが原因で破滅しちゃうファンが
・・・・・・まぁ、いないか(笑)

今回は充実した週末でした (^-^)

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