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2010-01-03

【アニメ・政治社会】フレッシュプリキュア!

今年はあまりアニメーションカテゴリの更新はできなくなると思いますけど、ぼちぼちやっていきます。今回はこちら。

『フレッシュプリキュア!』 テレ朝
"Fresh Pretty Cure!", EX; Link to Anime News Network USA


Photo お話もいよいよ大詰め。管理国家ラビリンスに潜入するプリキュアメンバーの皆さん。「それ、バレバレだろう」っていう突っ込みは無しの方向でw

このお話に登場する「管理国家ラビリンス」っていうのがどういう体制の国家なのか詳しくはわかりませんが、以前この作品の記事を書いた時にはナチス・ドイツか北朝鮮などの全体主義国家に近いなんていうことを書きました。しかしずっと見ているうちに、なんとなく戦後の日本にも通じるところがあるのかなと思うようになっています。その件については記事の後ろの方で。

画像右から: (From Right to Left)
東せつな(キュア・パッション、CV:小松由佳さん
HIGASHI Setsuna (Cure Passion, CV: KOMATSU Yuka)

桃園ラブ(キュアピーチ、CV:沖佳苗さん
MOMOZONO Love (Cure Peach, CV: OKI Kanae)

山吹祈里(キュア・パイン、CV:中川亜紀子さん
YAMABUKI Inori (Cure Pine, CV: NAKAGAWA Akiko)


Photo_2 最後の最後にプリキュアたちの価値観に理解を示したものの、哀れ「消去」されてしまったウェスターとサウラー。前のシリーズのプリキュアでも悪役たちが結構えぐい「リストラ」をされてましたけど、今回はホント容赦がありません・・・。・゚・(ノД`)・゚・。 存在そのものを消されてしまうという。まぁ、本当に消えてしまったかどうかはまだ判りませんけどね。

サウラー(CV:鈴村健一さん
Sauraa (CV: SUZUMURA Kenichi)


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アニメーション作品や特撮ものには、制作者の世界観が反映されることがあります。おいらたちが小さい頃に見たものだとウルトラマンなんかがそうですけど、その当時ウルトラマンを制作していた人たちの多くは戦前生まれでした。そのせいか、作品の中には戦争や平和についてのメッセージが強くこめられているように思います。それで、現在プリキュアなどのアニメーションを制作しているのがどのあたりの世代なのかというと、もしかしたらおいらたちの世代なんじゃないかと思うんです。まぁ、スタッフの中にはもっと若い人もいるでしょうけど、お話の世界観を決定する立場の人たちが。

この前、戸川純さんが歌った「レーダーマン」小林ゆうさんのカバーで『夏のあらし!春夏冬中』の劇中歌に使われてましたけど、その歌詞の内容がラビリンスそのまんま(笑) (ちなみに戸川さんもハルメンズのカバーでした。おいらが最初に聞いたのは、多分ハルメンズのほう。年代が合わないので気になってた。)

「レーダーマン」が発表されたのは1980年代の前半でしたが、その頃はちょうど「管理教育」が叫ばれていた時期でした。70年代には学生運動は下火になってましたけど、そのあとに今度は校内暴力で学校が荒れてしまっていて、その対策としてかなり強圧的な学校運営が行われていた時期です。おいらの小学校の管理職の中には「特攻帰り」がいたりして、軍隊式の教育が行われていました。まぁ、若い先生は若い先生で日教組だし、子供たちの教育をあまり顧みないところがあって、そりゃあもうひどいもんでした。その当時に発表された前衛的な音楽の中には、そういう社会背景の中から生まれてきたものも多かったはずです。

現代の子供たちを指して「ゆとり」なんて言って揶揄する風潮もありますけどね、おいらたちが子供の頃の方がよかったなんてことは全然ないんですよ。画一的で、人と違うことは罪悪で、着る物や持ち物なんかにまで細かい注文が付けられて。この作品に出てくるラビリンスそのものでした。「ゆとり教育」は失敗であったと言われますが、今までの「秩序」を根本から変えるわけですから最初は上手くいかないところもあるでしょう。しかし、教育改革の試みそのものは続けていかないといかんのじゃないかと思います。

最近読んだ記事でこんなのがありました。

マニュアルがないと何もできない――「自分で考える」力のない人々
DIAMOND online  2009年12月24日


実は「自分で考える」力がなくなるのには二つの要因があります。ひとつはおいらたちの世代に顕著ですが、マニュアルに従うことを強制されることで自分で考える訓練をしてこなかった場合。そしてもうひとつは現代の子供たちに多いといわれる、マニュアルを取り上げられて放置され、自分で考える訓練をしていない場合。そうなってしまうのにはいくつも原因があると思いますが、その中でも大きな割合を占め、二つの要因に共通する原因は「多様な価値観を認めない」ところにあるのではないかと思います。

この作品を制作している人たちの持っている背景がどのようなものかはわかりませんが、この作品からは現代の子供たちに対して発せられている強いメッセージを感じることができます。

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» 蒼海の 「明日は明日の風が吹く」 1 [ガラス瓶に手紙を入れて]
 筆者は昭和十八年十二月、憧れの海軍兵学校へ入校した。 [続きを読む]

受信: 2010-01-04 17:11

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