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2009-12-27

【アニメ】アンデルセン物語

毎年、子供たちが冬休みに入る時期になるとNHK-BS2でアニメ特集が放送されます。ホントに小さい子向けの作品が多いのでいつもはあまりチェックしないんですが、今年はかなり古い作品が登場していたので1作品だけ見てみることにしました。

『アンデルセン物語』 (1968年) NHK-BS2
"Andersen's Stories: The Little Girl With the Matches (1968)",
NHK-BS2; Link to Anime News Network USA


Photo エリサ(CV:杉山佳寿子さん
Elisa (CV: SUGIYAMA Kazuko)


今から41年前の劇場版アニメーションです。1968年、日本の元号で言うと昭和43年です。当然、記憶なんかあるはずもなく(笑)

杉山さんもそうなんですけど、なんだか懐かしい人がたくさん出演してました。高島忠夫さんとかね。それから、三波伸介さんとか。三波さんは、おいらたちが子供の頃に「笑点」(NTV)の司会を務めていたかたです。もうかなり前に亡くなりましたけど。

この作品、40年以上前の作品にしてはかなりクオリティが高いです。CGなんかない時代ですからすべて手書きで制作されているはずですが、動きにあまり違和感がありません。まず、物語の始めのほうのシーンでかなり驚きました。ネズミとノラネコが教会の塔の上から飛び降りるシーンなんですが、その浮遊感がすごい。そのシーンでは教会の壁が一瞬歪みますが、その歪みがあるおかげでちゃんと「落ちている」感じになっているんです。

『千と千尋の神隠し』について宮崎監督が裏話的なことを語っていたのをTVで見たことがありましたが、お話の舞台となった湯屋の全景のシーンではかなりデフォルメを加えていたようです。建物をリアルに描いてしまうと、かえってリアルに見えなくなるという。たとえば月なんかもそうなんですけど、実際よりも大きく見えるじゃないですか。写真に撮るとわかりますが、本当はかなり小さい。大きく見えるのは人間の認識の問題なんですね。アニメーション作品を制作する場合でも、人間の認識の特性というものを考慮して制作しているわけです。昔はCGなんかありませんから、なおさらそういう工夫が必要だったんでしょうね。今回見た作品はそういう点でかえって新鮮でした。

声優さんたちの演技ですが、こちらは現代の作品と違ってやや芝居がかった感じがしないでもないです。ただ、アニメーション作品は演劇の延長上にあるものですし、それはそれでありだと思います。最近ではアニメーション作品に声優経験(あるいは本格的な舞台経験)がほとんどない人を使うこともありますが、アニメーションにはアニメーションならではの表現があると思うので、おいらは素人声優を起用することには賛成できません。(もっとも、専業の声優さんでも演技がイマイチの人がいたりするので困っちゃいますが・・・)

それにしても、40年前の作品であのクオリティというのは驚きました。純粋に子供向けの作品なんでしょうけど、かなり本気で作りこまれています。確かに、絵だけを見れば現代の作品のほうが精巧にできてると思いますよ。CGなんかも使えますしね。しかし、なんというか、現代のアニメーション作品には「暖かみ」のようなものが感じられないことが多いんですよね。おいらは今回見たこの作品で、純粋にアニメそのものが好きだった頃のことを思い出しましたよ。宮崎監督が『崖の上のポニョ』で手書きにこだわったっていうの、わかるような気がするなあ。こういう作品は、もしかすると現代の日本ではもう作れないのかもしれない・・・。


ところで『アンデルセン物語』って、おいらがものすごく小さい頃にTVでも放送されてたんですよね。おいら、実はそっちを期待してたんですけどね。しっかり間違えてました(笑) 今回見た劇場版とは関係ないみたいです (ノ∀`)

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