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2009-11-01

【政治・社会・アニメ】漫画・アニメは日本の文化か

ここのところ夜は疲れてすぐ寝てしまうので長文の記事がなかなか書けませんが、今日は日曜日なので更新してみます。

先週はこんな記事を読みました。

明治大学が「東京国際マンガ図書館」 サブカル全般をアーカイブ、世界最大規模に

明治大学が、漫画やアニメ、ゲームなどサブカルチャー関連資料を集めた「東京国際マンガ図書館」(仮称)を2014年度までに設立。漫画本・雑誌、同人誌などに加え、アーケードゲーム基板やフィギュアなどを広く収集。同人誌即売会などを開けるイベントホールも併設する。
2009年10月23日 18時21分 更新 ITmedia News

前の総理大臣がアニメの殿堂を作ろうとしていましたが、明治大学が作ろうとしている博物館の方がよさそうじゃないですか。というか、学芸員になりたい(笑)

最近は日本の漫画・アニメは日本の文化の一つであるというようなことも言われるようになっています。自分が子供の頃には考えられなかったことです。しかし、そういう論調に批判的な人ももちろんいますし、なかには「恥である」と思う人もいるようです。

自分が若かった頃、ある程度年齢が行った人が漫画やアニメを見ることはあまりありませんでした。そういう人もいるにはいたけれども、本当に少数派でした。まさにサブカルチャー。もっとも、大人が見てもそこそこ面白い漫画なりアニメというものが、まだまだ少なかったという事情もありましたけどね。自分自身、高校に入った後は「高校生がアニメなど見るものではない」と思い込んでいたところがあったし、周囲も大体そのような考え方でした。入った高校が旧制中学の流れをくむ硬派な気風のある学校だったというのも多少は関係していたかもしれません。なので、

『クリィミーマミ』 をこっそり見た時には、言いようのない罪悪感に襲われたものでした・・・・・・。決して人には知られちゃいけない。知られたら犯罪者扱いされてしまうみたいな(笑)

漫画やアニメが日本の文化であるという説に異論を唱えたくなる人の気持ちもわからなくはありません。しかし自分は、こういったものが日本の文化であるかどうかは当の日本人が決めるものではないのではないかと思うんです。

例えば「浮世絵」。現在では芸術品として認められていますが、かつては漫画のようなものでした。明治時代には多くの浮世絵が海外に流出しましたが、その当時の日本人は浮世絵を芸術だとは思っていませんでした。その頃はとにかく西洋のものがよくて、日本のものは遅れたよくないものだという風潮があったんです。伝統的な日本画家や進歩的な文化人の多くは、浮世絵をむしろ「日本の恥である」と思っていたかもしれません。

しかし日本から出て行った浮世絵は、多くの西洋画家に大きな影響を与えましたね。まぁ、印象派も最初は評価が低かったようですが、後には無視できない流れになりましたし(美術関係には詳しくないんですけど)、その印象派の画家たちに浮世絵は少なからぬ影響を与えたんです。そんなことがあったから、西洋の日本ブームに後押しされるような形で、20世紀になると日本でも浮世絵が日本文化の一つとして認められるようになったわけです。日本が第二次世界大戦に敗れて敗戦国になると再び浮世絵の流出が起こりますが、その時は幕末・明治の頃と違って日本人も外国人も浮世絵の芸術的な価値を認めていました。もはや浮世絵は日本の恥ではなくなっていたんです。

文化というのは受け手側の評価によって作られていくことが多いと思うんですね。発信側がどう思おうと、文化として残るものは残るんです。漫画やアニメが浮世絵や歌舞伎のような日本の代表的な文化になり得るかというと、それはわかりません。しかし、国境を越えて今よりも多くの人たちに受け入れられるようになったとき、それらは少なくとも「日本の恥」ではなくなるのだと、自分は思います。

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