« 【政治・社会】ベーシック・インカムその4 | トップページ | Happy Birthday 2009 (浅野真澄さん) »

2009-08-24

【大学・読書】2009年第二回科目試験結果と最近読んだ本

7月に受けた試験の結果が届きました。

日本外交史Ⅰ(4単位)

結果:B   (^-^)

日本外交史Ⅱ(2単位)

結果:B   (^-^)

不可じゃなくてよかった・・・(笑)

これで79単位。夏スクーリングの単位が取れていれば82単位です。
卒業所要単位数まであと42。そのうち8単位が卒業論文、そのほかに4単位をスクーリングでとる必要があるので、テキストでとらなければならない単位は残り30単位です。気合いを入れてやればおそらく1年くらいで取れるんでしょうけど、おいらはゆっくりやります。あと3年くらいかけて(笑)

さて、次のレポートは西洋外交史にする予定だったんですが、予定を変更して産業社会学にしようかと思ってます。教科書は去年読んでますし。それに、最近「ベーシック・インカム」について考えることがあって、この科目にちょっと興味が湧いたんです。

ちょっと前に「ベーシック・インカム」について4本ほど記事を書きましたけど、そのあとに入門書を買って読んでみました。この制度、決して新しく出てきた理論ではなくて、もう200年ほど議論されているものだということを初めて知りました。そして、実にいろいろな面から考察されているものだということも。

ガルブレイス(経済学者)やフロム(社会心理学者)、それにあのキング牧師までもが唱えていたということです。決してトンデモな話じゃないんです。税制を抜本的に改革しなければならないと思いますが、限定された形であれ、日本でも実現は可能なもののような気がします。

しかし、日本ではこの制度に対する否定的な意見が多い現状があるので実現は難しいかもしれませんね。制度的に可能であっても政治的に実現が難しいです。特に新自由主義的な改革を行ってきた自民党政権のもとではまず不可能でしょう。逆に彼らが「ベーシック・インカム」に取り組もうとした場合、その財源は相変わらず借金になるだろうから現状よりさらにひどいことになると思います。妙なことを考えずにおとなしくしていてほしい。

ベーシック・インカム入門 (光文社新書) Book ベーシック・インカム入門 (光文社新書)

著者:山森亮
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

生活保護の「捕捉率」というのがあります。統計によると日本の「捕捉率」は20%程度だそうです。これはどういうことかというと、生活保護を申請して通るのは10人中2人程度ということ。あとの8人は生活保護が必要であったとしても受けられない。極端な場合、おにぎりひとつ食べられずに死ぬことになる。他の先進国、たとえばイギリスなどは捕捉率80%を超えています。あのアメリカでさえ70%は行っている。日本だけが断トツで低い。こういう現状を作ったのは戦後半世紀以上ほどんどの期間にわたって政権を掌握していた自由民主党の責任であると思う。

本書は入門書ということで、これまでベーシック・インカムがどのように論じられてきたかを概説しています。社会運動や経済学、社会思想などさまざまな視点から多角的に紹介されているので、より突っ込んだ話が知りたければもう少し専門的な本を読んだ方がよいと思いますが、とっかかりとしては十分な本だと思います。

わりと硬い感じの本ですが、一か所だけ著者の心情が激しく表れていたところがありました。生活保護に関連した個所なんですが、「私はこうした現状に憤りを覚えざるを得ない。」と書いています。また、あとがきの最後の最後に「生き急いだ友人たちの思い出にこの本を捧げたい。」とも書いています。「ベーシック・インカム」に当初は懐疑的だった筆者がなぜこの制度を支持するようになったのか、自分はむしろそちらの方に興味があります。

|

« 【政治・社会】ベーシック・インカムその4 | トップページ | Happy Birthday 2009 (浅野真澄さん) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

政治・社会」カテゴリの記事

慶應義塾」カテゴリの記事

読書」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【大学・読書】2009年第二回科目試験結果と最近読んだ本:

« 【政治・社会】ベーシック・インカムその4 | トップページ | Happy Birthday 2009 (浅野真澄さん) »