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2009-07-22

【普通の日記】日食と児童文学

うちのあたりではあいにくの天気だったので、日食は見られませんでした。それでも、太陽が一番欠けた時間帯には何となく薄暗くなった感じがしました。おいらは硫黄島からの中継をネットで見たんですけど、実際に見たら神秘的な光景だったんでしょうね。

日食っていうと、おいらは子供の頃に読んだ児童文学を思い出します。叔母さんに買ってもらった『ぽっぺん先生と笑うカモメ号』というお話でした。この作品の中で主人公のぽっぺん先生は、日食の日に嵐の海へホテルの部屋ごと投げ出されてしまいます。実は先生が部屋だと思っていたのは船だったんですけど、先生はそのまま海の彼方にあるという「アルカ・ナイカ」に不思議な力で導かれるというお話でした。太平洋のどこかにある未知の島「アルカ・ナイカ」への道は、日食の日にしか開かれないのです。

おいらは海の近くで育ったせいか、船の出てくるお話が大好きでした。この本も何回も読みましたっけ。それで、おいらも日食の日にどこか知らない世界に旅に出たいなあなんてことをぼんやりと想像したものでした。高校生になっても学校サボって海を見てたりしてましたっけ(笑) おいらは今、やっぱり海の近くで働いていて、今日も海を見ていたらそんなことを懐かしく思い出してしまったんです。

次に日本で見られる皆既日食は26年後だそうですね。おいらは・・・もうこの世界にはいないのかもしれないなあ。

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著者:舟崎 克彦
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僕は知る
稲妻が二つに裂いた大空を
また竜巻を
逆潮を 潮道を

僕は知る
海に燃える夕映えを
小鳩の群がひと息に
飛び立つような暁を

そして
人が見た気でいたものを
僕はこの目でしかと見た


アルチュール・ランボオ「酔いどれ船」の一節。
訳詩:福永武彦


ランボオの詩を初めて知ったのは、この本でした。高校生の頃に読んでいたのは堀口大學先生の訳詩で、そちらも格調が高くて好きでしたね。長い詩でしたが、大学生の頃は全文暗唱できたんですよ。今はもうほとんど覚えていないんですけど・・・。

我は知れり、稲妻に砕くる天を、竜巻を、
海嘯を、潮流を、また黄昏を、
群れて立たんず鳩にも似たる、昂揚の曙を。
時にまた我は見たり、人のよく見難きものを。


訳詩:堀口大學
『ランボー詩集』 新潮文庫 昭和26年 80頁より引用


ランボオの詩はこのほかにも小林秀雄や中原中也といったような人たちが翻訳していて、それぞれ訳し方が全く違います。比べてみると面白いかもしれませんね。

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