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2009-02-28

【アニメ】黒執事 (アヘン窟)

何回か見損ねてるけど、わりとよく見ている作品です。

黒執事 TBS
"Black Butler", TBS
Photo麻薬密造・販売の嫌疑をかけられて囚われるシエルと執事のセバスチャン。悪魔が天使に拷問されております・・・・・・。
同人誌のネタにされそう。
天使のアンジェラを演じているのは矢島晶子さん(クレヨンしんちゃん)なんだけど、あの声がいいんです。

たまりませんなあ~!! ヽ(゚∀。)ノ

セバスチャン・ミカエリス(CV:小野大輔さん
Sebastian Michaelis (CV: Daisuke ONO)
アンジェラ・ブラン(CV:矢島晶子さん
Angela Blanc (CV: Akiko YAJIMA)

セバスチャンの口の動きで一部分不自然なところがあったけど、放送禁止用語がカットされたのかねー?
Photo_2ラウ(画像左)はシエルからロンドンのアヘン窟を任されていたのだが、シエルを裏切ってしまう。

ラウ(劉)(CV:遊佐浩二さん
Lau (CV: Kouji YUSA)
ランマオ(藍猫)(CV:矢作紗友里さん
Ranmao (CV: Sayuri YAHAGI)

お話の中に「アヘン戦争」という単語が出てきましたけど、当時のイギリスはアヘンを中国に売りつけて儲けていたわけです。この作品では、ラウが支配する東洋人街にあるアヘン窟のシーンもありましたが、史実として実際にああいうことはありました。弱肉強食の世界で戦争に負けるということが、どれだけ悲惨なことなのかあらためて考えさせられます。

例えば、先週はこんなニュースがありました。
十二支動物像:略奪された清朝の遺物、39億円で落札 中国側は不快感-パリ
毎日新聞 2009年2月26日 東京夕刊

この「十二支動物像」は、アロー号戦争(1857 - 1860)の際に北京郊外の円明園から英仏連合軍によって略奪された清朝の文化財です。150年前の話が未だに尾を引いているわけです。外交や軍事力の重要性というものをあまりよく理解していない政治家の方も我が国にはおられるようですが、ひとつ道を誤ると数世紀にわたって禍根を残すんですよ。

ところで、自分は普段あまりアニメーション作品の公式サイトは見に行かないので(リンクは貼ってるけど)細かい設定っていうのはわからないんですが、今回はちょっとだけ興味が涌いたので調べてみました。

主人公(?)のシエル・ファントムハイヴ君は1875年12月14日生まれ。この作品の舞台はシエル君が12歳か13歳くらいのイギリスということだから、時代的には1887年頃のお話ということになります。日本で言えば明治20年頃です。

ヴィクトリア女王が登場していましたし、(喪服姿なので、少なくとも夫のアルバート公が亡くなられた1861年以降。ちなみにシエルの誕生日はアルバート公の命日に当たる)大体その時代のお話なんだろうなあということはおぼろげに理解してました。切り裂きジャックも出てきたし、インド人も出てきましたしね。そんなわけで、これまでこの作品の舞台になっている時代はインドが完全にイギリスの支配下に置かれた1877年頃のお話だと思ってました。

お話の中に出てきた「イギリスがドイツ、イタリアと同盟してフランスを追い込む」というような話は、当時の状況を考えると可能性は低かったでしょう。しかし「複雑怪奇」なヨーロッパのことですから、まったくありえない話でもなかったのかなあとは思いますね。仮にこの時点で英仏が戦うことになったならば、アジアにも少なからず影響があったと思われます。特にロシアの南下によって、日露戦争が前倒しになったかもしれません。そうなったら日本はロシアに勝てたかどうかわからない。というか、どれだけ情勢が不利になろうとも、ロシアとの戦争自体を回避せざるを得なかったでしょう。なにしろ当時の日本には、まだ憲法も議会もないような状態でしたから。

話は脱線しまくりですが、登場人物で気になるのはファントムハイヴ家の古参執事・タナカさん。年齢はよくわかりませんが、仮に70歳くらいだとすると作品の舞台設定から逆算して1810年代(文化~文政期)の生まれの人と考えられます。日本はもちろん鎖国の時代。

このおじいさんがいつごろからファントムハイヴ家に仕えていたかわかりませんが、少なくとも数十年は執事をやっていそうな雰囲気です。幕末のヨーロッパに日本人がいたかどうかですが、実はありえない話ではありません。文久2年(1862)に徳川幕府が遣欧使節団を派遣した際、パリ在住の日本人がいたという記録があったりします。タナカさん、脱藩浪人なのかも(笑) 上海、香港あたりからイギリスにわたってきたのかもしれませんね。

Photo_3・・・俄然覚、則遽遽然周也。
不知周之夢為胡蝶与、
胡蝶之夢為周与。・・・

今回、オープニングでラウが吟じた漢詩は荘子の「胡蝶の夢」(斉物論)。
ちょっと幻想的な詩です。

蝶が自分の夢から生まれたのか、それとも自分が蝶の夢から生まれたのか・・・・・・。
しかしどちらにも形があって、必ず区別がある。 もとは同じところから生じたものなのかもしれないけれども、違う形になってここにいる。こういうのを「物化」というらしいです。なにか日本の神道にも通じるところがあるような気がします。

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