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2008-05-19

【読書】大正デモクラシー(19/100)

今年読んだ本19冊目。まぁ、記事にしないだけで実際にはもう少しだけ読んでるんですが。

今回もやっぱり大学の勉強で必要な本ですね。今は忙しいから参考図書を読むだけで精一杯なところがあります。

大正デモクラシー (岩波新書 新赤版 1045 シリーズ日本近現代史 4)
成田龍一著 岩波新書 2007年

日露戦争に勝った日本は、中国東北部(満州)の権益を手に入れます。大正期はその後に続く朝鮮半島の領有や第一次世界大戦を通じて、日本人が「民族」「国民」について強く意識するようになった時代でした。そういう意識の高まりが、政党政治の実現や大正14年(1925年)の普通選挙法成立へとつながっていきます。
ただ、当時の民主主義(民本主義)は結局のところ帝国日本の視座を超えることができず、やがて日本は全体主義の時代に進んでいくのでした。

近代日本人が成立したのはまさにこの時代なんだろうと思うので、現在の日本人の行動様式やものの考え方を研究する上で、この「大正デモクラシー」というのは絶対に避けて通れないトピックなんですね。

それにしても、日露戦争から第二次世界大戦までの間の日本外交には失策が多いです。なかでも対華21か条要求は致命的だった。火事場泥棒と言われても仕方がない。そりゃ、自分が中国人だったら怒りますわ。欧米もこの対華21か条要求に対しては強い不信感を抱きました。こういう国際社会での信頼失墜の積み重ねが戦争を呼び込んでしまった。現在の日本は戦前と似ていると言われることがありますが、同じことを繰り返さなきゃいいなと思います。まぁ、最近の日本は信頼失墜以前に影が薄くなっちゃって、国際的な影響力自体が低下しているといいますが。

さて、この「大正デモクラシー」を踏まえて、今読んでるのは『清沢洌』(きよさわきよし)。戦前のジャーナリストのお話です。

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