« 【戦争】皆殺しのルメイ | トップページ | Happy Birthday 2008 (斎藤千和さん) »

2008-03-15

【読書】明治デモクラシー

今年読んだ本12冊目。
ところで、昨日はノートを取りながら本を読んでみました。1時間半、あまり眠気を感じずに勉強できましたね。本を読む時間よりメモ取ってる時間の方が長かったような気がしないでもないですが・・・・・・(笑)
どちらかと言うと肉体労働系の仕事をしているので夜はどうしても眠くなるなあ。

今回読んだ本は『日本政治史』の勉強のために自分で選んだ参考図書でした。そういうのもアリにしないと、年間100冊読むっていうのはかなり難しいです。

明治デモクラシー (岩波新書)
坂野潤治著 岩波新書 2005年

高校生の頃は世界史の成績がよかったんですが、日本史の方は残念ながら中学生以上の知識はありませんでした。なにしろ、日本史の授業なんて江戸時代の後半で終わったしね。時間切れで。黒船も来なかったなー。
教師に「教科書自分で読んどいて」って言われたんだよね。通信制かよ (ノ∀`)

そんなわけで、日本史はあまり詳しくありません。だから今回読んだ本の内容もかなり新鮮でした。福沢諭吉先生が二大政党制論を唱えていたなんてことも知らなかったわけです。

それにしても、そういう先進的な議論があったにも関わらず、その当時から既に100年以上が経過しているというのに日本は本格的な二大政党制というのをいまだに経験しておりません。これはもう、本書にも記されているように日本人は基本的に二大政党制が好きじゃないのかも。

なぜ二大政党制が実現しないかにはいくつか理由があるでしょうが、ひとつには
政治というものが何か自分たちから遠くはなれた違う世界の話だと思っている人が多いからなのかもしれませんね。絶対的なリーダーを求めて、いつでも誰かに引っ張ってもらいたいと思っている。「お上」ではありませんが、どこか強い政党なり組織などに重要な決定を委ねてしまう傾向が強いのかもしれない。

民主主義というのは国民の政治参加が前提条件になっていますが、国民の政治参加の状況を考えると、日本はいまだに民主的な国家とは言えない部分があるのかもしれません。

それにしても、情報革命をいち早く感知した福沢諭吉という人はやはり只者ではありませんでした。

今改進世界の人民が思想通達の利器を得たるは、人体にわかに羽翼を生ずるものに異ならず。(中略)
芋蠋を御するの制度習慣を以って胡蝶を制せんとするは、また難からずや。

38頁より引用。原典は『民情一新』(1879年:明治12年)

福沢先生が現代のインターネット社会を見たら何を感じるんでしょうね。

|

« 【戦争】皆殺しのルメイ | トップページ | Happy Birthday 2008 (斎藤千和さん) »

政治・社会」カテゴリの記事

慶應義塾」カテゴリの記事

読書」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【読書】明治デモクラシー:

« 【戦争】皆殺しのルメイ | トップページ | Happy Birthday 2008 (斎藤千和さん) »